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不動の4番打者

2010年04月17日 07:42

不動の4番打者

阪神金本「不動の4番」変わりなし…和田コーチ
右肩のストレッチを入念にする金本

◆ 打撃上昇に太鼓判 ◆

 横浜戦が雨天中止となった16日、右肩痛の影響から打率1割台に停滞する阪神金本知憲外野手(42)について和田豊打撃コーチ(47)が4番不動の方針を強調した。故障の回復が近づいている現状を説明したうえで、今後の打撃上昇に太鼓判を押した。4番不調でも開幕からの17試合で貯金1。猛虎進撃の合図となる主砲の復調を待望した。

◆ いまは辛抱、辛抱 ◆

 開幕から17試合を終えて打率・176。とても金本に似合う数字ではない。「当然、満足できるわけない。それは本人が一番思っていること」。主砲の胸中を代弁した和田打撃コーチは同時に首脳陣の共通認識も代弁した。

 「打順を変えることはない。チームが勝率5割でいっている間に調子を戻してくれれば。打線はいま流れの中で得点を取れている。カネの調子が戻れば、もっと違う点の取り方ができるから」

 4番が不調でもチームは貯金1を保ち、打線全体のつながりも悪くはない。むしろ4番打者という中核を動かすことは全体を揺るがしかねない危険性をはらむ。それが4番の存在感だろう。ましてや04年から1試合も欠かさず4番に座り続けてきた金本だ。大黒柱に代わりはいない。長い秋までの戦いを見据え、「いまは辛抱、辛抱」と明言した。

 横浜戦が雨で流れた16日、報道陣が立ち入れなかった室内練習場での打撃練習の様子を和田コーチは「カネはいろんなことをやっていた」と表現した。タイミングの取り方、打撃フォームの確認…、不振脱出への道を模索しながらバットを振っていたという。心配される右肩痛については「一番キツイ状態は乗り越えた。練習でも振る力は戻ってきている」と回復間近の現状を説明した。

[ 2010年4月17日付 ]

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