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季節はずれの神宮花火大会
2010年04月29日 07:20
阪神、打線爆発4本塁打!金本が12年ぶり代打弾
サンケイスポーツ
(セ・リーグ、ヤクルト3-9阪神、ヤクルト4回戦、阪神3勝1敗、28日、神宮)真弓監督が心中を決めた2人が、雨上がりの神宮で放物線を描いた。鳥谷&城島。先制パンチにダメ押し弾と文句なし。4連敗中の石川を沈め、自慢の超強力打線が爆発だ。
「打ったのはカットボール。送れなかった(直前の平野が送りバントを失敗)後なので、とにかく次につないで、流れを悪くしたくなかった」
新選手会長の声が弾む。一死一塁。カウント0-1から外角にきた変化球に対し、素直にバットを出した。左から右への風もなんのその。ライナーに近い打球で、左翼席前列に着弾させた。
「入ったのは、たまたまです。風も逆だと思うんですけど」。2試合連続の4号2ラン。鳥谷らしく、冷静に分析した。
さらに悩み続けていた城島が、トンネルからようやく抜け出した。七回一死一、二塁。右腕高木の109キロカーブをフルスイングした。10日のヤクルト戦(甲子園)以来となる11試合ぶりの一発だ。
「もう、よかったとしか言いようがない。本塁打というより、Hランプをつけられてよかった。監督、コーチにもたくさん助言をもらっていたから、その期待というか、気持ちに応えられてよかった」
5番に座りながら打率は2割台に低迷。前日には真弓監督に打撃投手を務めてもらった背番号2が、結果を出した。三回無死二塁ではセーフティーで送りバント成功。日本球界では2003年9月13日のオリックス戦(ヤフーBB)以来となるプレーで勝利への執念をみせた。
そして、金本だ。八回先頭で代打登場すると、131キロフォークに反応し、バックスクリーン右へ。「使ってもらっている以上は結果を残さないとね。本当、素直にうれしいです」。代打では広島時代の1998年8月21日の巨人戦(対広島)以来となる一発で白星を決定づけた。九回にはブラゼルがソロ本塁打でダメ押し。この試合、阪神は4本塁打を放ち、ヤクルトを圧倒した。
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