- 名前
- タナケン
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 口から生まれてきた?(←ナメック星人じゃないよ(笑))らしく,話したりするのが大好き...
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人を傷つける理不尽さ
2006年05月15日 15:38
高校生の頃だったかな?あることがきっかけで,よく話していた友達との間が疎遠になってしまった。
恐らく,中学生の頃にもそういうことがあったんだと思うけれど,高校の時の方がより理不尽だったから覚えているのかもしれない。
きっかけというのはこんな感じだった。
かなり仲の良い友人達との会話の中に「あいつって・・・なところがあるじゃん?気になるんだよね,ああいうの」と言うのを耳にした。
その後ふとしたときにその「・・・なところ」を目撃してしまった。
今となってみれば「・・・なところ」が何だったかも思い出せない。それくらい些細で理不尽なことだったんだと思う。
それ以来,少しずつ彼を避けるようになっていき,会話も殆どなくなった。
結局,そういう状況が卒業するまで続いた。
自分には事情があって,卒業式に参加しなかったが,その後の宴には参加した。
その時,彼は僕の卒業証書を預かっていてくれて,本当に久しぶりに彼と会話をしたと思う。
でも,これまでのことを謝ることが出来なかった。
「ひょっとしたら彼は気づいていなかったのかもしれない」とも思ったが,そんなはずはない。
彼からしてみれば「何であいつは俺を避けるようにしているのか?」とずっと思っていたに違いない。
僕は1年浪人した後,東京の大学に合格し(←東大ではない),1人暮らしを初め,そろそろ東京の暮らしにも慣れてきた夏のことだった。
高校の頃の友人から連絡があり,「高3の頃の同窓会をやるから来いよ」と言われた。
特に予定もなかったので,何も考えず参加することにした。
田舎の割にコジャレた店で催された同窓会には,関係が疎遠になったままだった彼も参加していた。
浪人を含めた2年間で,そんなことすら忘れていたのに,いきなり「あいつに謝らないといけない」という思いに駆られ,高校の時の自分の理不尽な行動を詫びた。
本当に理不尽な自分の行動,そしてそれに至ったきっかけ,そして卒業証書の無礼のことなど,「何でこんなに素直に謝れるのか」と思うほどだった。
それを聞いて彼は,「もう済んだことじゃん。今日は楽しもうよ!」と言ってくれた。
多分,心の中でちょっぴり泣いたと思う。
そしてもう二度とあんなに理不尽に人を傷つけたりしないと誓った。
その夜は,それまで生きてきた中でこれほど楽しい宴はない,というほど「改たな」友達と盛り上がった。
皆さんは,理不尽に人を嫌いになったりしたことありますか?
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