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ダゥィンチ・コードを見て…

2009年05月25日 10:40

先日、CXでダゥィンチ・コードを見た。あっ、ギョーカイ的に、CXはフジテレビのこと。コールNO.JOCXってことか…
ルーブル展を見て間近と言うこともあり、なかなか興味深かった。ルーブル舞台になるので。ヨーロッパ中世、その美術品、その有り様に秘められた謎。キリスト教ヨーロッパ、とりわけカトリックの歴史。その聖なる歴史には、秘められた裏面が。マグダラのマリア彼女をもうひとりの聖母とする。それは、ひと、おとこなる神の子とひと、と、おんなとして交わる。それは、マリアの神意としての受胎とは異なる。神の子キリストとの間の聖なる原罪。そして、それはひととなる神の子のひととしての子孫を残すこと。そして人としてのキリストは、十字架に架り死ぬ。使徒達は、福音書を残し、キリストの思想を後世に残した。だがマグダラのマリアは、キリストの秘められた妻として、彼の血筋を後世に残した。真なる神の血を宿した神の子後継者達…
まあ、そういう話があっても、決して不思議ではない。少なくともそういう伝説がいつしか生まれ、その伝説に生きる一族など必ずいたはずだと。そしてそれがキリストの教義を受け継ぐ者達の中で、最も巨大な勢力を持ったローマカトリック。その更に紡ぎ続けた教義と相容れない。神の子の子孫達が紡ぎあげられた教義に裁かれることとなる…
ヨーロッパ中世から近世へ。宗教改革科学の勃興。爆発する科学は行き先を求める。東洋、とりわけ極東に至るための大航海。それは新世界を発見する契機となる。爆発。もはやヨーロッパキリスト教世界そのものが。爆発した時代。しかし、中世の因習は依然教会を、君主を、騎士を、民衆を支配した。魔女狩り。その時代に象徴的な悪夢は、受難者を生み。受難は守るべきものを生み、秘め、結社を育む。そんなことがあっても不思議はないだろう。結局、聖杯は、主人公が事件の中で最初に出会い、事件のただなかに導いた女性そのものであった訳だが…
公開時は、おおげさ過ぎる宣伝とさほどの作品でもないと言う陰の評価も漏れ聞いて。見にも行かなかった。しかし、改めて見てみると。歴史の史実のはざまに想像力を翔ばしてくれるような。そんななかなかよく出来たミステリーエンターテイメントだなと…
それが、ルーブル17世紀展を見に行って来たあとだけに更に。大工ヨセフの少年キリストのかざす指を照らすロウソクの炎を包む闇…は…

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