「今まではどうだったんですか？」

ついつい 今まで通りにしちゃいがちな内容が多いですが、それではいけないことがあります。


それは裁判員制度。

裁判て 一つも同じものは無いはずなのに、今までの判例をもとに 似たような判例を出しがち。

本当は 何故その犯罪が起きたかを考えなければいけないのに、今までの判例がこうだから 落としどころはここだろうという会話。

それを変えようとしたのが裁判員制度なのに、裁判員が
「今までの判例はどうだったんですか？」
と聞いてしまっては ちょっと違う気がします。


例えば 精神不安定な人が起こした犯罪と精神不安定なふりをした人が起こした犯罪では全然違います。

前者は 犯した罪の重さを犯罪を犯した時に気づいてない状態で、後者は罪を軽くするために とっている行動。

どっちが罪が重いかは分かっていただけると思います。


では この違いに気づくには何が大事か。

普段の生活です。

人とのコミュニケーションをしていれば 色々と情報が入って来るだろうし、自分の考え以外の考え方も触れる事が出来ると思います。

あとは 情報。

色々な視点から情報を仕入れていれば、色々な視点から物事を見ることが出来ると思います。


裁判員制度には問題もありますが 全てが悪いというわけではありません。

今回裁判員に選ばれた方が読んでいるかもしれないので 一応書いておきますが、
「起訴＝有罪」
ではありません。

起訴された時点では、まだ推定無罪なんです。

有罪は判決が出てから決まるものなんです。

はっきり言ってしまうと 人が人を正しく裁くことは難しいんですけどね…



書こうと思っていた事を忘れてしまったので、テレビで裁判員制度をやっていたのを見て このログになりました