正念場この後巨人と・・・・・・・

虎シッポ踏まれた～アニキ大ブレーキ３三振
スポーツニッポン - 2008/9/17 7:01
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＜中・神＞９回２死一、三塁、見逃し三振に倒れ最後の打者となった金本はぼう然と立ち尽くす

　【阪神２―５中日】虎のしっぽに火がついた。３点を追う９回２死一、三塁。見逃し三振に倒れた阪神・金本は、ぼう然と立ち尽くした。頼みのアニキは今季３度目の１試合３三振。打線にあと１本が出ず、投手陣も踏ん張れない。２位・巨人とは３ゲーム差。勢いに乗る眼下の敵とは対照的に、追われる側は完全に浮足立ってきた。

　中日を上回る１０安打も１１残塁。象徴的だったのは４回だ。鳥谷の２ランで１点差。さらに１死二、三塁としたが、代打・林威助（リン・ウェイツゥ）の一ゴロで三塁走者の矢野が本塁突入を“自重”してしまう。「完全なミス。（ゴロなら）全部本塁（に突入）でええと言うてるのに…」と岡田監督。結局、二塁走者が大きく飛び出して併殺に。その後も得点圏に走者こそ進めるが最後まで本塁は遠かった。

　投手も先発・福原が３回２死無走者から森野、李炳圭（イ・ビョンギュ）に一発を浴びて３失点ＫＯ。７回も同じく２死からピンチを迎え、４番手・江草が森野に２点打を浴びて万事休した。「先発としての仕事を果たせず申し訳ない」とガックリの福原に、指揮官は「２死から、それも初球。失投やろ。（７回も）２アウトから８番打者に出した四球が…」と憤りを隠さない。

　１７日で９連戦を終えると、１９日から敵地で巨人との３連戦が待っている。「もう、な。あしたは後ろの３人はみんな投げさせないかん」と、指揮官は総力戦を宣言した。２位に３差以内に接近されるのは５月１４日の２・５差（相手は中日）以来。尻に火、ならぬしっぽに火。まさに正念場だ。
[ 2008/9/17 7:01 更新 ]
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