- 名前
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- 74歳
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- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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オーディション;見たDVDなど Feb. 06 (17
2006年02月23日 11:39
オーディション (村上龍の同名の原作による)
監督: 三池祟史 1999年 111分
出演: 石橋 凌、 椎名 英姫、 松田みゆき 石橋蓮司、
脚本: 天願 大介
何の脈絡もなく昨日、大島渚「愛のコリーダ」を観て今日これだ。 棚から無作為にプラスチックの箱を取り出し、期待しつつ、この主人公のように観たわけだ。
で、この主人公のように深みにはまって痛い目を見たか、というと、痛い目を見た。
教訓、くわばらくわばら、中年男の嵌りやすい落とし穴に気をつけましょうね、だった。
今までアルトマンの映画やミュージカルでオーディションを扱ったものが在った様なので、へえ、と以前観て面白いと思った「天国の時間」仕立てでもあるのかと期待したものの、DVDのパッケージを見ると精神が捩れた女がもたらすゾッとする話らしく目くるめく情痴の世界でもないらしい。 でも、この二日前に観た大島の「愛のコリーダ」とよく似たシーンも出てくるようなのだ。
前世紀の作品であるから、90年代の世相、社会病理、それに情痴が絡んでミステリー仕立ての、邪淫の性、を思わせるストーリーでもあった。
ストーリーの滑り出しでは年の割には 早くもオーディションに来た女性主人公にのめり込みを見せるプロデューサーの主人公に、何だこいつ、と違和感を持たせておいて徐々に女の過去を探るプロセスでオカルトよろしく邪淫の性のおどろおどろしさが加わり、はてこれはどうなることかと観て行くうちに上手に道具を使い自分の目的物をからめとる女の一念に少しだけ同情が行きそうになるのだが、もう少し彼女の内面を探ったのを観たかったような気がした。
この主演男優のやくざを演じるのを観たことがあったような気がするのだが、それが
どこだったか思い出せない。
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