映画のｴｷｽﾄﾗって､とにかく大人数!

その大人数のｴｷｽﾄﾗ達｡括弧自分を含む｡各事務所のﾏﾈｰｼﾞｬｰ達に引率されて､競馬場に入る｡場内のｽﾀﾝﾄﾞ裏には､I原ﾌﾟﾛの名前が入った大型のﾛｹ車が何台も置かれ｡あっ､これってあのI原ﾌﾟﾛの映画の撮影なんだって｡凄いｳｷｳｷに｡眠さも飛んでいて｡ｽﾀﾝﾄﾞに案内されて､着席｡わいわいがやがや｡せいぜい激安ﾂｱｰの品の無い団体客のﾚﾍﾞﾙ｡自分も同じ事務所のｵﾔｼﾞ達とわいわいがやがや｡
そのうち､最初の撮影｡ﾊﾟﾄﾞｯｸを主役のWたりT也が覗きに行くｼｰﾝ｡ADが何人も来て､各事務所のﾏﾈｰｼﾞｬｰと一緒に､そのｼｰﾝのｴｷｽﾄﾗを選抜｡だいたいで選らんいく｡おっと､選ばれた｡
いよいよ初映画だ｡しかも､WたりT也と一緒に映れるかも｡気持ちは高揚､胸は高鳴る｡ｼｰﾝは､ﾊﾟﾄﾞｯｸの雑踏｡ｴｷｽﾄﾗが､その競馬の観客が､がやがやと｡そこにWたりさんが､って｡
選抜って言っても百人以上｡そのｴｷｽﾄﾗにADさんが何人かで歩き方の細かい指示｡そして､何度か全体で歩き方のﾘﾊｰｻﾙを｡ADが動きをﾁｪｯｸ｡動き出しの場所をあれこれ入れ替えたり｡年齢､男女､風体とかも見て｡ｶｯﾌﾟﾙとか仲間とかも見立てて｡入念に設定｡なんか動くｾｯﾄみたい…