ちょっと､このｵｰﾃﾞｨｼｮﾝ､ﾔﾊﾞｲ?

時間は､事前に指定されてたんだけど｡それでも､数十人はいる感じ｡実際には､ｽｸｰﾙ生がほとんどだったんだけど､その時点では知らない子ばかり｡子ばかり､って､そう若い子ばかり｡ｵﾔｼﾞはおろかおばさんもいない｡ﾔｯﾃﾔﾙｯ､があっと言う間に萎えて｡強烈な不安､ｺﾄﾞｸｰｯ!場違い感がありあり｡受験者の平均年齢はせいぜい20代半ば｡10代もかなりいる感じ｡30代すらほとんどいない｡そりゃそうだよ｡ﾐｭｰｼﾞｶﾙのｵｰﾃﾞｨｼｮﾝだよ｡ふつう､ｵﾔｼﾞは受けねえよ!
って､でも､^ふつう^じゃｲﾔだから､ﾁｬﾚﾝｼﾞしたんだよね?気持ち､立て直して!ﾚｯｽﾝﾙｰﾑを半分に仕切って｡半分は控室｡3人ずつ､受験｡音楽監督の先生の生演奏に乗せて｡えｰっ､生演奏で歌なんて､学校の音楽の授業以来だよｰっ｡どうするよ!?しかも､みんな､結構歌えてる｡しかも､しかも､遠慮会釈ない批評が｡審査員は､おじいちゃんと音楽監督と今ﾚｯｽﾝを受けている先生と3人みたいだけど｡普段と全然違う厳しさが｡目隠しﾊﾟﾈﾙ越しにﾋｼﾋｼ｡これは､学芸会じゃないんだよね｡そりゃ､そう｡少なくとも､おじいちゃんがﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽしてるんだから｡放送界の大御所がおじいちゃん…