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スイーツが人気のレストラン

2025年06月28日 00:14

スイーツが人気のレストラン

周りは女性が多い 完全に彼女のホームグラウンド
店に入ると 甘い香りと共に 店内の9割は女性客という圧倒的な空間が広がっていた

まるで水族館の大型魚のように 男性の僕は完全に異物扱いされている気がする
彼女は慣れた様子で店員に軽く会釈して席に案内されると メニューを手に取った

「ここのモンブランが絶品なんですよ 季節限定のフルーツタルトもおいしいし♡」
楽しそうに話す彼女とは対照的に 僕は周囲の視線が気になって落ち着かない

「あの・・・こういう店 よく来るんですか?」
「ええ 友達とスイーツ巡りするのが趣味なんです 

特に季節の新作が出る時は必ずチェックしてて・・・♡」
彼女の目がキラキラと輝いている その情熱が少し羨ましい

「じゃあ・・・そのお薦めモンブランにしようかな」
「本当ですか じゃあ私も一緒に頼みます♡」

注文を済ませた後 彼女がふと真剣な表情で聞いてきた
「あの・・・正直に言ってください こんなに女性が多い店に連れてきて迷惑じゃ♡」

僕は少し躊躇した後 正直に答えた
「実は・・・少し圧倒されています こんなに女性ばかりの店に来るのは初めてで」

彼女は驚いたように目を見開いたが すぐに優しく微笑んだ
「そうですよね 配慮が足りなかったかもしれません ごめんなさい♡」

「いや 謝らないでください むしろ正直に言ってくれて嬉しいです 
隠されるよりは素直に言ったほうがいいので」

彼女は少しホッとした様子で「私も実は少し不安でした 
もしかしたら場違いなのかなって でも・・・♡」

「でも?」
「こうしてあなたが正直に言ってくれたことで 私の方も素直になれる気がしました 
お互いに遠慮しすぎなくていいのかもって♡」

彼女の言葉に胸が温かくなる
「そうですね 最初から素直に話し合える関係って大切ですよね」

ちょうどその時 注文したモンブランが運ばれてきた
「わぁ 美しい♡」彼女の目が輝く

「これなら女性客が多いのも納得です」
素直に感想を述べると 彼女は嬉しそうに頷いた

モンブランを一口食べた後 彼女は目を閉じてその味を堪能しているようだった
その無邪気な姿を見ていると自然と頬が緩む

「すごく美味しいですね」「ええ 本当に♡」
彼女が満足そうに頷いた後 ふと思い出したように

「そういえば 私の方からも聞かせてください♡」と言った
「何を?」

「あなたの第一印象です 私ばかり話して あなたのことまだ全然知らないのに♡」
そう言われて初めて気づいた 確かに自分ばかり話して彼女の印象を尋ねていなかった

「正直に言ってください どんな印象を持ちました?♡」
彼女が真剣な眼差しで聞いてくる

「実は・・・第一印象より明るくて活発な人だなって思いました 
写真では大人しそうに見えたけど実際は全然違う 良い意味で裏切られた感じです」

彼女は少し恥ずかしそうに髪を耳にかけた
「そうですか メールでは少し緊張してて普段の自分が出せなかったかもしれませんね 
でも本当の私はこんな感じなんです♡」

「それが素直に出てるならいいと思います 逆に僕はどうですか?どんな印象ですか?」
彼女は少し考えるように首を傾げた後 にっこり笑って答えた

「落ち着いてて優しそうな人だなって それに正直で誠実そうです 
今日会ってからずっと素直に話してくれるから♡」

その言葉に少し照れくさくなりながらも嬉しさが込み上げてくる
「そう言ってもらえると嬉しいです 素直に話せる相手って貴重だから 
今日はお互いに良い出会いですね」

彼女が満足そうに頷いた「本当にそうですね♡」
その言葉を最後に 僕たちは再びモンブランに集中し 残りの時間をゆっくりと楽しんだ・・・

ここまで読んでいただきありがとうございます

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