日本電産メキシコへ進出

日本電産の株価は年初13800円だったが、今年の最安値は7800円辺りまで下落した。
アメリカのナスダック市場の影響もあったが、業績が悪いわけでもない中で下げ過ぎ感はある。
電産内部の問題もあったが、業績が株価に追従していない。
今日の日経にイーアクスル（EV用モーター＋インバーター）の工場をメキシコにも作ると発表した。
日本電産は車用電動モーターイーアクスルを一押しで売り込んでいるが、
未だ稼げる事業にはなっていない。
日産から関氏を招いてCEOにまで起用したが、永守会長との意見の相違やらもあり辞任してしまった。
EVが本格化しているわけでもないのに、期待感や目標値だけが先行してしまったと言わざるを得ない。
もう少し我慢が必要だったと思う。
まあ今日のメキシコ進出発表で、イーアクスルの製造拠点は中国、EU、メキシコと
EVの本格普及に備えた生産体制は整った感じだ。
イーアクスル事業が黒字化して行くと、日本電産の株価は軽く1万円を超え、16000円辺りまで上昇して行くだろう。もっともうまく行けば来年末にはこの水準に達するかも知れない。