中村剛也をなぜ出さないのか？

今シーズンの中村剛也（おかわり）は終盤の優勝争いに出場機会が実に減った。
中村は38歳だが、それほど疲れが出るわけでもない。若手を育てるのは分かるが
優勝争いの中で、中村は相手が最も嫌がる選手である。
不調であろうが、相手は嫌なのである。
なぜか。中村の場合、空振りしてもきちっとスイングを完成させて終わるからである。
相手側から見ると、実に怖い。
きちっとスイングされているわけで、たまたま空を切っただけと捉えられるのである。
だから次の打席もとても慎重になり、相手バッテリーはエネルギーを使うのである。
４打席三振だったとしてもその中身がきっちりとスイングして終わったのであれば
実に怖いのである。
だから中村が不調であろうが、出場させ続ける事が肝要。
打てなくとも中村をとても怖がっているチームではソフトバンクが筆頭だ。
何度も逆転ホームランを打たれている。西武はソフトバンクに弱い。ソフトバンクにしてみれば
中村が出場していないだけで、実に楽な気分になるだろう。
特にソフトバンク戦には中村は出場しているだけで良い。
それだけで、ソフトバンクは身構える。
中村も来年39歳、まだまだ出場していれば、20本以上のホームランは打てる選手だし
相手にプレッシャーを掛けられる選手でもある。