サムスングル-プとイ・ジェヨン

イ・ジェヨンは韓国の航空会社アシアナ航空に乗った時に見た事がある。
やけにニヤニヤとしてCA達と話していた。
CAらもお近づきになりたいような雰囲気がむんむん漂っていた。
それでこの男は韓国の財閥系の跡取りか何かと思った。
それで顔をよく見たらイ・ジェヨンだった。
この男の父親は日本を先生や教師と見ていた。
先代のイ・ゴンヒが亡くなり、息子のイ・ジェヨンが会長に就いた。
サムスン電子は嫌な言い方からすると、日本の事業の方向性や先端技術を見ながら
それに倣って同じ方向を向いて事業を行って来た。
日本に倣って事業方向を決めれば間違いなかったからでもある。
そして思い切りの良い大胆な大規模投資で日本から市場を奪って来た。
イ・ゴンヒは静かに一人で日本の動向を探り、日本を教師としてサムスングループを引っ張って来た。
多くの分野で日本を追い抜いたサムスングループは、先行する目標を失ったわけである。
これは後を追って来た者に取って一番の試練になる。
最先端を走る者は、先達者がいない道を走るのと同じである。
自ら方向を決め、将来何に投資して行けば良いかを自分で判断しなければいけない。
そういう意味ではサムスンGに限らず、日本と言う先達がいたから、韓国の財閥系は将来の事業の方向が安易に決められたのである。
これからイ・ジェヨンは実に難しい経営を強いられる。父親も既に亡くなり、かつ先頭を走って
目標にしていた日本も居ない。そして中国の追い上げもある。
日本は没落して行くようで、経済複雑性指標（ECI）が世界一位の国である。
経済の奥行きは韓国とは比較にならない程奥深い。日本も絶対に侮れないわけである。
イ・ジェヨンは尊大さもなく気軽に従業員とも交流しているらしい。
しかし本当の経営者としての能力は判らない。正にこれから正念場だな。
それと韓国は日本と協調するならば、過去の日本に対しての反日教育は絶対に止めるべきだ。
日本から搾取されたと言っているが、搾取されたというならば日本の方だ。
朝鮮半島も満州も台湾も日本から投資したわけであるからだ。
日本の貧しい農民達は、なぜ我々貧しい農民や貧民にお金を回さず、外国に投資するのだ
自国民への投資救済が先決ではないかとクレームが出たほどです。
まあそれ位の投資を満州、朝鮮半島、台湾にしたわけで、植民地でも何でもないわけですよ。