幕間-1(そんな時もあったよ-1)

今まで私のログでどちらかと言うと家内批判的に書いている様に思われた方も居るかもしれませんので、無論結婚当初からこうだった訳ではないんですよ。
私は事実上一人っ子のように育ちました。そして24歳で海外赴任から帰国するな直ぐに挙式を挙げ両親と同居しました。家内の父や友人は同居なら結婚しない方が良いと散々言われていたそうです。その結果は直ぐに現れてきました。ただ双方とも悪いところがある訳ではなく、生活習慣の違いから家内が許容できなかったのです。だからもし悪者が居たとすればそれは私で、毎晩の様にベッドに入ってからの家内の苦情に対し、慣れてくればその内解決するだろうとタカを繰って苦情から逃げる様に同僚と麻雀したり飲んで遅く帰る事が多くなりました。そうこうして3ヶ月ほどしたらついに家内が爆発し、ある日曜日の朝「今日私はアパートを探しに出ますから、親を取るか私を取るか決めて頂戴」私はいきなり後頭部を殴られた様な感じでしたが、同時にとうとう駄目だったか来る物が来たなと思いました。そして即座に「両親とはこれから何年かしかないがミーコ(当時の呼び名)とは一生の事だからもちろん一緒に出るよ」。そしてその時に家内は「本当!嬉しい、そうなったらマコちゃん(私の事よ)の言う事何でもきくわ」と言う訳で同居4ヶ月目で両親とは別居となりました。
先日他界した植木等の文句じゃないけれど
「何でも言う事きくわ」と言われてその気になってではないですけど、それはその時結構言う事きかなかったですよ。