- 名前
- nomiya8
- 性別
- ♂
- 年齢
- 80歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 気持も若い積りだし、身体もそうだと思ってましたが先日忘年会でボーリングをした時、運動...
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結婚から今-結婚までの経緯--知り合う
2015年06月14日 17:23
私が高校を卒業し数年程してから高齢(68歳位)だった父が時折「XX、死ぬ前にお前の孫を見たい」と言うようになった。その度に「未だその気はないよ」と返事をしてていた。
未だ社会人になって数年しか経っていないのに結婚と言う型に嵌った生活など考えられなかった。
現に時々素敵だなと思える女性を見ても結婚対象に等考えていなかった。
それから少しした頃、元同じ職場にいた級友の影響でアメリカへ行きたいと思うようになった。
それまでは年老いた両親を残し、数年でも両親二人だけにする事への抵抗があった。
在籍していた会社も海外に工場があったが、国はベネズエラだし、しかもそこへ行くのは生産技術で私の居た技術からの出向等考えられなかった。
私を留めようとした部長にその意を伝えると了解してくれた。
それから2社ほど経て起業するまで勤めてた米国系商社に入った。
入社したのがその年の4月、暫くしたある日、私が帰宅すると玄関に若い女性用の靴が2足おかれてた。
部屋に入ると母が二人の女性と話していて私に紹介した。
一人は近所の母と知り合いの美容院の女性の妹で、もう一人は高校時代からの親友との事だった。
その頃の私は社交性も無く、女生との会話も慣れておらず、しかも母の前で等何を話して良いかも解らなかったので挨拶だけして自室に戻った。
その年の8月下旬ごろ以前の会社の友人から電話があり、9月XX日もう一人の友人とハイキングに行こうと誘いが入った。別段用もないし、近辺の山にも良く行っていたので了承すると「男3人だけじゃつまらないから誰か女性を連れて行こうよ」と言い「俺達全然それらしき人が居ないから、お前誰か居ないか」
と言ってきた。私も当時彼女と言う名詞は頭のどこか奥の方に仕舞い忘れていたから「俺だってそんなの居ないよ」と言ってから、先日の我が家での女性を思い出した。
「彼女じゃないし付き合った事も無いけど、一寸知っている女の子が居るから聞いてみるわ」と言って電話を切った。
それから母に電話して大体の内容を告げ彼女等の電話番号を聞いてもらった。
暫くして母から「KKちゃん(美容師)から教えて貰った」と二人の電話番号が知らされた。
先日彼女らが帰ってから「KKちゃんの妹には今彼氏が居るんだって」と聞かされていたので、もう一方の女性に電話した。
電話先は彼女の勤務先だった。「Nさんをお願いします」と言って直ぐに彼女が電話に出た。
内容を説明し同行を依頼したが反応は否定的だった。
「費用は僕たちが出すし、荷物も何も持たなくていいから」と2.3度頼み、しぶしぶOKを取った。
約束の数日前、予報で台風が接近するとの事だった。私は直ぐに友人に電話し取りやめる事を確認してから彼女に伝えた。その時「せっかくだから一度会おうよ」と誘いかけたが、余り気乗りがしなかった感じだった。
これは後日私に話した事だけど、気乗りしなかった理由は主に二つで
一つ目は私の歳が近かった(一歳私が上)事
二つ目は家族構成(私が一人っ子で--実際には兄一人、姉二人が居るが結婚して別所帯)結婚後親と同居)の
事が頭に有ったとの事でした。
(上の三人の兄姉は父の死別した前妻の子供で私より十歳以上離れている。両親の面倒は私が看ると私自身考えていたし、兄姉達もその様に了承していた)
初回のデートは喫茶店だった。
(喫茶店なんか知らない方も多いかも知れませんが、今で言うコーヒーショップに近いが利用目的とか雰囲気は大分異なります--知らない方で知りたいと思われた方は連絡下さい。別途ご説明させて頂きます。
その初めてのデートで一つ私は嘘をつきました。嘘と言っても直ぐにばれる事だし、冗談のつもりでしたが彼女が「本当 !」と驚くような素振りだったので嘘だとばらさずそのままにしていました。
その嘘とは「僕は余りお酒が飲めないん」です。
その時の会話は趣味の話、仕事の事等等でしたが、その時にある意味私に興味を持ったとの後日談でした
彼女は車の大手ディーラーの総務で事務をしていました。彼女にとっては初めての会社ですから、身近で知っている男性は同室の事務職と営業マンが主でした。ですから私の様に技術系が新鮮に見えたとの事です。
それから何回目かのデートで初めて彼女をマンモスバー(ご存じない方で興味が空けばご説明します)に連れていきました。ここで初回デートの嘘がばれます。
彼女はその様な類の所には何度か来ている様で、バーテンダーから「何にしますか」との答えに直ぐに「ジンフィーズ」と答えていたから。私はジンをベースにしたカクテルとしか解らなかった。
その頃の私は月に二回程度仕事仲間と上司とでデパートの屋上のビアガーデンで、その後おにぎり屋から
キャバレーに連れて行かれ、飲み物は殆どビールだった。
彼女と会っている時も時折父の「早く孫の顔が看たい」と言う言葉が頭の中をかすめた事があった。
無論彼女と結婚する事は肯定的ではあり、「結婚しようか」と軽いプロポーズを向けたが、私の事は好きだがやはり両親との同居が引っ掛かっている様だった。
今まで何度かのデート中偶に私に対して上から目線に感じる事があった。一つ違いだから女性の方が精神的に上なのかなとも思ったりもしてた。
彼女が二杯ほど飲み終わりトイレに向かった。
私はポケットから数千円を手にしカウンター越しにバーテンダーに差し出しウインクをした。
程なくして戻ってきた彼女にバーテンダーが「お代りは何にしますか ? 同じもので良いですか ? 」と尋ね「ええ、同じ物」と答えた。
それから暫く会話をしている内に再度彼女はお代りをした。そしてそれを飲み始めて少しすると彼女に酔いの兆候が出始めた。
「もう帰ろうか」といって彼女が「うん」との返事で勘定を済ませ彼女の手を取りバーから出た。
「大丈夫 ? 」
「ううん ! 一寸寄ったのかな ! 」
私は手を挙げて通りかかったタクシーを止めて乗った。
「どちらまで行きますか」とタクシーの運転手
「新大久保」
これで運転手は解った様だ。
少しして彼女は「何処へ行くの ? 」
「少し休める所へ」
多少怪訝な顔をしてからシートにもたれて動かなくなった。
タクシーはホテル街に入りスピードを落とし
「どちらに止めますか」
「ここで良いですよ」
と言って彼女の手を取り下りた。
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