- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- おまんこは神の秘術
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出会い系の女81
2013年07月01日 15:52
女はフツー、恋すれば、その人オンリーになる。
他の男は目に入らない、そして男にも他の女が目に入らないように強制する。
他の女に目が行けば、人類発祥からなにかと問題になるあの嫉妬が、覆い被さる。
ハヤイ、ハナシ、恋とは強奪である。
両思いであれば、おたがい強奪し合うわけであるから、問題にならない。
ところが、ここに理性の目が加わるとややこしい。
理性とは識別であるから、理性が強いとは、盲目になれない。
盲目になれないからといって、恋にいたらないかとそうでない、
立派に恋は成り立っている。
タダ、盲目でないだけだ。
理性はA、B、Cが識別できる。
恋に陥ってもキチンとABCが識別できる。
ということはABC3人の男が、キチンとそれぞれ識別できる。
盲目の女は、他の男を受け付けない。我執である。
女とはほとんど、我執である。
希に、理性の女が出てくる。
すると、Aの男、Bの男、Cの男、良し悪しや個性がキチンと識別できる。
純情淫乱の女が言うように、イイ男はみんな魅力があるのよ、
そういうハナシになってしまう。
そして、A男、B男、C男は、魅力がそれぞれあるから、手を抜かず好きになる。
なら、この純情淫乱の女に、淫乱というコトバがふさわしいかどうか疑問だ。
しかし、一般に、こういう女は理解されない。
理解どころか、淫乱の汚名を末代までだ。
男にはA女、B女、C女は当たり前だ。
それぞれイイところがあって、止められない。
コト女に関しては、A男、B男、C男は、褒められたものでない。
純情淫乱の女は男だったら、何ら問題にもならない、しかし、
女だから問題になる。
性別にかぎらず、理性は厳に存在する。あるモノは消しようがない。
なら、識別する能力は女にあるのは当然だ。
女にも残念ながら、理性は否応なしにある。
にもかかわらず、
女は純情淫乱な女でなく、フツーの盲目の女になる。
淫乱が、純情淫乱の女がいみじくも言ったように、男にとって都合がいいだけのハナシでないのか。
なら、盲目の女も、ひょっとすると、あるいは。
こう考えると、盲目の女を演じてる、
そう考えられないこともない。
すると、純情淫乱な女は、あんがい、不器用な女ってコトになる。
自己にすごく忠実な女。
盲目の女は男に都合がイイ女。
どうにも世間の考え方と、ずいぶん、ズレが生じてきた。
男はここまで考えたら、さっきのチンポがまた一段燃えてきた。
そうだ、
この女にもあってみよう、いや、会わなければならない。
写真と電話をもらってみよう。
純情淫乱の女は遠い。
廃墟の女は新幹線でケリがつく。
しかし、純情淫乱の女は新幹線ではムリだ、ヒコーキになる。
ところがこの男はヒコーキが苦手だ。
ムカシ、今では昔になろう、かつてバブルというすごくおかしな時代があった。
カネが余りに余って、銀行がアタマを下げ回って、
地方の中小会社にカネを使ってくれるように頼んで歩いた。
もちろん、どんな会社でもそれナリに景気はよかったから、なんの不都合もなかった。
男の会社もそれなりに景気がよかったとみえて、
あろうことか、授業員全員をハワイに慰安旅行と相成った。
男はこのとき初めてヒコーキなるモノに乗ったのだが、そのとき乱気流に巻き込まれて、
死ぬ思いをした、しかし、他の乗客はそんなことは当たり前で気にもしていなかった。
1万メートルの成層圏では乱気流で2000mくらい降下するのは当たり前だ。
それでも、この男にとっては生きるか死ぬかだった。
誰にでもスキキライはある。
純情淫乱の女のところに行くのに、ヒコーキが適切だった。
新幹線もあることはあるが、途中までで、いわば、陸の孤島だ。
会うのに、まづ、ここをクリアしなければならない。
後で、考えよう。
男はメールを打った、
写真と電話番号、おねがいします。
そうだ今日はトラウマの女に電話するのだった。
時間を見たら、お昼近くになっていた。
昼飯を食ったら、図書館に行ってみよう、
青木の顔が見たくなってきた。
案の定、図書館の端で青木は居眠りしていた。
青木さん、しばらくです。
声をかけた。
フッっと起こされて、
やあ、田山君か。
はい
元気そうじゃないか
はい
青木さんはなんの本読んでるんですか?
両開きになっている本に、こっくりしていた。
青木は本を盾にして、男に見せた。
なんのために人は生きてるのか、
へえ~
青木さん、こんな本読むんですね
ソリャ、オレだって、余命あと5年だ。
イヤでも、考えるわな。
で、わかったんですか?
ばあ~か、
わかったら、こんなとこで居眠りなんかするか。
それもそうですね、
どうも、オレはこの手の本を読むと、眠気がしてくる。
青木さんには、きっと合わないのですね、
そんなことはナイ、オレだって、真剣に考えてるんだ。
今まで、会社オンリーだったからナ。
そうですね、青木さんほど会社に尽くしたヒトはいませんからね。
オレも、自分ながら、そう思う。
最近、こうも思うようになったんだ、
男に一生涯尽くした女が、男に捨てられたら、どんなもんかなってナ。
オレは今70だろ、
なんだか、オレは捨てられた女、かな、って気がするとき、ときどきあるんだ。
へえ~
そしてナ、確かに余命5年でオレのイノチはなくなるらしい。
男に尽くしに尽くした女は、男に捨てられたとき、も、死んでしまいたい気持ちになるんじゃないか。
でもナ、後5男年後になにもしなくても死ぬってわかってるんだったら、
別に、今、死ぬこともあるまいナ。ギャハハハ。
なんだか、いつもの青木さんとは違っている。
男はそう感じた。
青木が意味ない笑いをした後で、寂しそうに、
やっぱり、捨てられた女はかわいそうだな。
自分を憐憫した。
これ以上、一緒にいると、こちらまで暗くなるのがわかっているから、
挨拶して離れた。
男は3時半頃戻って、女にメールを打った。
電話してもイイですか?
メールが来た、
いいわよ、待ってるね。
男はおそるおそる、電話をかけた。
もしもし、ケイコさんですか?
はい。
うっ、チガウ、
写真の顔の印象とまるで違う。
顔写真はフツーのなんの取り柄もナイ顔だった。
しかし、声がチガウ。
キレーだ、
男は面食らってしまった、別にがさつな声を期待したわけでもあるまいが、
男の想定していた声とは明らかに違った。
たとえば、顔が見えないラジオの声で、人は癒やされる。
美貌もサイノーなら、声も一種のサイノーだ。
声優が職業として成り立つ意味がわかった。
アニメの声もやはり魅力ある声であれば、人気も出よう。
男女にかぎらず、人が表現するモノはそれなりに魅力がある。
第一番に、その魅力とは美貌であろう、
次に、やはり、声かもしれない、
次に肌の色だろう。色白七難を隠す。
トラウマの女は、声だけ聞けば、美女になる。
しかし、その前に男は顔を見ている、
このギャップが、男を狼狽させた。
は、は、はじめまして、
男は言った。
続けて、
ヘンですね、初めましてなんて。
あらっ~、こちらこそ、はじめまして、
男は、後が続かない。
え、ええと~
え、え~とお~
男は65である。
なんともウブになってしまった、
これ、が男がビジネスで落伍者になった理由であっても、女には適している。
これが鈴木だったら、どうにでも言い返して、思い通りに事を運ばせるであろう。
これが女に適さない理由だった。
女はビジネスでない、ウブなキモチほど女はうれしい。
この一言で、女は男を受け入れた。
見えないが、写真のフツーの顔からどう想像しても想像しきれない
美しい声だった。
男は舞い上がってしまった。
、
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