- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- おまんこは神の秘術
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出会い系の女99
2013年07月19日 13:21
女と男はラブホテルを出た。
その間、一言もない、気持ちが充実すると、話す理由がない。
スーパーの駐車場まできて、別れた、手を振っただけだ。
女の美人顔はたいした意味をなさない、
女のあのグラマーなアタマから足の先までの、
天海祐希のボデイラインは意味をなさない。
カッコイイは、意味をなさない。
スラックスがお尻を持ち上げている男をさそるセクシーは意味をなさない。
男が女でシアワセを味わうと、外形はたいして意味をなさない。
コレは女も同じであろう、
男のおどおどで小心は、本来、セフレの女の嫌うところであるが、
この男でシアワセを味わったこの女にとって、ドーデモイイ。
それほどシアワセは破壊力がある。
女の美貌は、女の知性は、一口に言って才媛は、
女と男がシアワセでないから意味がある。
しかし、女と男がいきなり、シアワセになることはない。
すると、才媛とおまんこは意味を持つ。
この男はおまんこから女に入っていった、フツーこんなコトはあり得ない。
出会い系の醍醐味である。
フツー、知人友人や親の縁で、職場で、学校の縁で、入る。
しかし、定番の入り方だろうと、出会い系の入り方だろうと、
そこには剥き出しの人間しかいない。
定番だから人間の質が上等であることにはならない。
出会い系だから人間が下劣であることにはならないと、同じだ。
定番であろうと出会い系であろうと、人そのものはいささかも変わっていない。
しかし、出会い系では定番より、女も男もおまんこの妄想が肥大するのは事実だ。
女は一言もなく、去った。あたりまえのように。
男は、あたりまえのように、振り返らずクルマに乗った。
男は車中、反芻した。
あの激しい快楽の後の、深い抱擁はなんだろう。
タダただ、抱き合っているだけで満たされる。
なにも要らない。
女も消えた、もちろん、男も消えた。
あるのはシアワセ、だけだ。
シアワセは日常にない、
日常は放電である、シアワセは充電だ。
寝ることも充電なら、寝る前のひとときがシアワセをつかむ一瞬だ。
激しいセックスの快感が、ベートーベンのアッパッショナータなら、
抱擁は、同じくベートーベンのソナタ32番の2楽章だ。
この2楽章は神の領域である。コレを超える音楽はない。
コレに迫るモノがあるとすれば、バッハの無伴奏バイオリン組曲のあの長大なシャコンヌくらいだろう。
後はモーツアルトのレクエムくらいだ。
ブラームスもワーグナーもベートーベンを超えると自負しているが、そんなことはない。
シンフォニーでベートーベンを超えているのは唯一、マーラーくらいだ。
タダし、マーラーのシンフォニーが古典派のようなシンフォニーと呼べるかどうか疑問だが。
ブラームスがベートーベンに近づいたのはNO4くらいだし、
ワーグナーが人に誇れるのはワルキューレくらいだ。
とてもベートーベンの足下にも及ばない。
ベートーベンのピアノソナタ32番で一気に引き離されている。
女と男が抱擁している3時間の時間は生命誕生から45億年の時間が凝縮されている。
この3時間の中に流れていたのはベートーベンのピアノソナタ32番だ。
神の音楽だ。
美しいのでなく静寂である。
32番2楽章は、音で無音を表現している。大きい音で微温を表現している。
この2楽章は弾くことは簡単だが、それでは音楽にならない。
練習曲にはならない、達人の音楽だ。
コレを表現できるピアニストは、ポリーニ、唯一人だろう。
バッハのシャコンヌを表現できるのはグリューミオしかいないと同じように。
男は車中で、セックスの快楽より、抱擁の方がシアワセだった、
女も同じだろう。
セックスの快楽は抱擁の手段に過ぎない。
クリスマスの前夜祭も激しく強い快楽だが、次の日の本祭は、いたって静寂である。
セックスは前夜祭だ、
なら、アクマが踊り狂うのは当たり前だ。
そして深い包容の本祭で、充実なリバイバルを向かえる。
男はセックスの意味がわかったような気がした。
男は深く頷いた、
なあ~るほど、こういうことだったのか。
セックスの意味がわかるとは、女がわかることでもあった。
なぜなら、特殊な例を除いて、女とやるから。
これから、2万円の女と、そして、カラオケの女とするセックスも、
前夜祭と本祭があることになるだろう。
男は新しいステージに立ったような気がした。
快楽のセックスは、手段である、と。
どんなに激しくとも、どんなに極大であろうとも。
人に心があるかぎり。
純情淫乱の女に、トラウマの女に、タメしたい。
しかし、それには、時間が足りない。セックスの快楽の後の時間がない。
今回のセフレの女は時間がたっぷりあった、
女にいつでもたっぷりあるとはかぎらない。
フツー、前夜祭で終わりになっている、
ほとんどがこれで終わりだと思っている。
この日本でもクリスマスイブで終わりだ。
ケーキを食えば、終わり。
おまんこすれば、終わり、
何ら、変わるところがない。
女も男も、おまんこすれば終わり、いささかの疑念も湧き起こらない。
あと、何があるというの?
自宅に着いたら、思い出した。
3日後に迫った、廃墟の女に会うため準備しなくてはならない。
準備と言っても、アルプに行く訳でないから、たいしたことはないがそれでも、
心の準備くらいはしておかなければならない。
そんなこと考えていると、
トラウマの女からメールがあった。
この前は電話、ありがとう。
あんぽんたんさんって、あんなにオモシロイとは、おもわなかったわよ。
わたし、可笑しくておかしくて、も。
なにいってんだか、自分でもわからなかったわ。
も、支離滅裂よ、
ふだん、あんなことはないのにね。
わたし、あなたに会いたくなっちゃったの。
どんなに、おもしろいひとかって、興味津々よ。
でもね、その前にお話ししなくちゃね。
わたしの恋人の話ね。
あれから、彼、私に会いに来たのね。
もちろん、彼が前に言ってあったように、キスで終わらないわよね、
セックスしたわ。
アハ、こんなコト、電話でなんか、話せないわよね。
こういうときって、文字って、つくづく、便利だと思うわ。
電話で話せないことが、文字では話せるから、ヘンよね。
思うに、
文字って、一人で書くでしょ、
ツイツイ、独り言になるから、話せるんだわ、きっと。
もし、隣に誰かいたら、とても、話せないわね。
独り言って、消えるでしょ、文字って消えないわよね、
この違いってすごく大きいと、思うわ。
セックスなんて、ムカシから前にも言ったように、数限りなくしてるから、ドーってことないけど、
でも、やっぱ、初めての男のヒトは緊張するわね、
ヘンなハナシ、中学生のとき初めてやったおまんこみたいよね、きゃは。
あのときは、なにがなんだかわからないうちに終わったわ、
今回もそこまでひどくないけど、気持ちは同じよ。
これだけは何回やっても、初めての男のヒトとは、そうなるわね。
初心に返るって、コトかしら?
で、ね
彼、終わったら、泣いたの。
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