- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- おまんこは神の秘術
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出会い系の女84
2013年07月04日 13:49
長崎県の端っこに位置する旧高島炭鉱の跡地だ。
テレビで放送しているから有名だから、観光になっている。
一度は行ってみたい、別に、男は廃墟好きではなかったが、そう思っていた。
もう一つ似たようなところがあった。
ムカシ、40年以上前に見たアランドロンとリノバンチュラ、ジョアンナシムカスの冒険者たちという映画だ。
最後のシーンで、フランス北東部の海に浮かぶ要塞島がある。
この要塞島でアランドロンと悪漢が銃撃戦をやって、撃たれる。
死の間際に友人のリノバンチュラが、
アランドロンに言う、女はおまえと暮らしたい、と言ってたぞ。
ウソツキ、
笑みを浮かべながらアランドロンは死ぬ、
二人の友情と海に浮かぶ小さな要塞島が、だんだん海に吸い込まれていく。
男にはこの最後の要塞島のシーンだけが忘れられない。
この要塞島はナポレオンがイギリスからの侵攻を考えて作ったと言われている。
第二次大戦中はドイツ軍が連合軍から阻止するため、武器弾薬をためて防備に当たっていた。
廃墟の女とフランスの要塞島に行くことは、できないことではないが現実でない。
そこへ行くと軍艦島は、フランスに行くより手軽だ。
しかし、男は、また難問に突き当たった。
場所は長崎県である。
廃墟の女のところでもそれなりに遠いのに、日本の端っこだ。
廃墟の女とはいえ、亭主子供もいる相手だ、おいそれというわけにも行かないだろう。
ラブホテルなら、日中のあいた時間帯でセフレやカラオケの女のように手軽に、
言ってみれば、
コンビニの袋をぶら下げて下駄で富士山の五合目に、イクようなモノである。
軍艦島となれば、日本と言っても、やはりワケがチガウ。
ナカナカ、場所指定しておまんこするとなると、手がかかる。
日本国中どこにでもまんべんなくあるラブホテルは、
素直に、ありがたい。
ラブホテルに、世界で一番スケベな日本人は、もっと感謝すべきモノだ。
男はヘンなことを考えてしまった。
しかし、日本国民全員が愛用しやまない世界に誇るラブホテルは、ハナハダ日陰者である。
このことはとりあえず、廃墟の女と会ったとき、女の都合で、決めよう。
そもそも廃墟の女は、まだ、この男とまんこすると言ってない。
女の趣味が廃墟なだけだ。
男とは、女と会うとなると、おまんこを妄想するイキモノだ。
女とは、男と会うとなると、白馬の王子を妄想するイキモノだ。
女はおまんこでもなければ、男は白馬の王子でもない。
しかし、妄想が女と男を結びつけることも事実だ。
いつでも女と男は同床異夢である。
女も男も妄想だけが一人歩きする。
ヒトとは妄想なしに生きられないイキモノである。
廃墟の女とはあと3日に迫った。
調べたら工場群はあるが廃墟の工場はなかった。
女と会って、お茶でもすればイイ、後はなんとかなるだろう。
男はアタマを切り換えた。
男は出会い系の女とつきあいだしてから、時間はすごく速く流れた。
1日は10年分にも思えた、それだけ、1日の密度が濃くなったと言ってよい。
以前に会社努めしていたときは、退屈で、時間は淀んでいた。
義務と催促という時間しか流れていなかった。
大部分のニホンジンは、この男と同じく、ノルマと売り上げに追われる。
時間が否応なしにどこともわからぬ場所に突き落とす。
しかし、2万円の女やカラオケの女、セフレの女、
そしてまたまたトラウマの女、純情淫乱の女、
廃墟の女とを知ったことで、
男は時間をわが手でたぐり寄せるようになった。
以前は、過去が男を未来の壁に押しつけたが、今は、未来が男を持ち上げている。
充実この上ない。
男はつくづく思う。
女と男はおまんこやった後に、人間になる。
人間になってしまえば、人間の質だけが問われる。
人間の質がクリアできれば、否応なしに親友になる。
おまんこやる前の男と女は、いつまで経っても女と男で、人間でない。
いつまでも男であり、女である。
おまんこが女と男の間に厚い壁で遮断する。
人間でないから、人間の質が問われることがない。
人間の質が問われないから、いつまで経っても女と男は親友になれない。
同性はおまんこの壁がないから、人間である。
同性はいつも、人間の質だけが問われる。
女と男とは、おまんこが人間と人間以外のなにかに遮断している。
この意味で、男は、2万円の女もカラオケの女もセフレの女も親友である。
そしてまた、トラウマの女、純情淫乱の女、廃墟の女、
これらもいずれ、親友になる日が近いだろう。
鈴木から連絡が入った、これからいってもいいか、はい。
鈴木はしばらくするとやってきた。
オイ、また女をゲットしたぞ。
自慢そうに話す、鈴木は男をバカに仕切っていた。
会社で仕事ができない人間と見ていたからだ。
実際、男は仕事ができる方ではなかった。
給料とイイ、退職金といい、鈴木より半分とは言わないまでも、かなり劣った。
鈴木にしてみれば、仕事ができない男は、女にもてない、
そう思い込んでいた。
だから、鈴木が女にもてて、当たり前。
これはこのクニで男の大部分が持っている錯誤である。
女が男に食わせてもらっているときは、イヤイヤながらも、女は男に従う他ない。
女は、イヤイヤながら、男に媚びる。
男は女にもててると錯誤する。
ところが、女が自分の食い扶持は自分で稼ぐようになると、
男が思うようには問屋は下ろさない。
女は、男が仕事ができることは尊重するが、しかし、恋愛は別であると割り切っている。
女が男に頼らないとは、理性の目が鋭くなる。
理性や知性が鋭くならないと、稼げないからだ。
であるから、男を見る眼は理性で見る分、厳しくなる。
女の目から見れば鈴木は降格し、男は昇格する。
今は、ほとんどの女が働く時代になった、女の理性は男に対してより厳しくなっている。
鈴木は女をアナとしか見ていない。
アナが一杯あれば、入れるのに不自由しない、それだけである。
鈴木のモテるとはアナを増やすことであった。
そして、アナをもつことは男のステータスでジマンであった。
アナがない男は社会の落伍者であり、甲斐性なしである。
アナは勲章の役割も併せ持っていた。
勲章を胸に所狭しと並べて晴れの舞台でひけらかすことが、男の栄光だ。
しかし、女の目から見れば、男の勲章なんて、ヒトゴロシの数にしか見えない。
女の目から見れば、鈴木は強姦者であった。
しかし、鈴木はヤリ逃げしないから強姦者にならないでいる。
鈴木は男の暗におまえの安給料では女はムリだろうな、と言うような目だった。
このクニで仕事ができる男は、ほとんど鈴木だ。
仕事ができない男の価値観が鈴木と同じなら、女はアナだと言う思いであれば、
世の中の片隅で小さくなって、指をくわえてみている他ない。
この男は、仕事ができない社会の落伍者であっても、
2万円の女のあの美しいショッキングピンクのおまんこに感動してから、
鈴木と価値観がまったく違った。
男は鈴木に聞いた、
イイ女ですか?
お~、あたりめーよ、
ジマンした。
鈴木のイイ女とは、簡単だ、安く済む女であった。
女もいろいろいる。
鈴木のような男に向いている女もいるのだ。
アナを求めてるのだから、他はジャマである。
おまえに紹介するぞ、
いえ、いえ、わたしは、おカネがあんまりありませんから、
そうだな、
出会い系のタダマンが、ちょうどいいかもな、
鈴木は皮肉を込めた。
はい、
男は素直に従った。
どうだ、うまくゲットできたか?
なかなか、
ハハハハ、そうだろうな
オレが100万円かけても、かからなかったからナ。
がんばれよ
言い残して帰った。
男は鈴木がキライでなかったが、苦手だった。
あした、トラウマの女と電話で話せると思うと、
鈴木の皮肉もイヤミも気にならない。、
男にとって、女とは男を未来に放り投げてくれる投擲だ。
男は女で時間が動く。
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