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保健室で犯す!完結編

2011年09月26日 15:49

保健室で犯す!完結編

妻と息子を酷い目に合わされた黒木は橘と綿密な計画を練り、息子運動会の日に実行する事にしたのだった。
実行を運動会の日にしたのには幾つかの理由があった。

まずは、人目が多い日のほうが計画には効果があった。

次に、インドへ向かう日を決めるにあたって、息子の正也が「運動会には出たい。」と言ったのである。

まったくの運動オンチの正也が運動会にこだわったのは、クラスデコレーションの絵を書くリーダーになった為であった。

小さな頃から絵を書く事の好きだった正也は、それを知ってる同級生にリーダーに推薦されていた。

授業は休みがちだった正也も、デコレーション造りは積極的に参加していた。

黒木と橘は計画の性質と正也の事を考え、実施を運動会の日に決めた。


運動会当日…

午前中最後のプログラムが始まった時に、黒木の携帯が鳴った。

計画の為に橘が用意して黒木に持たせてあった物だ。

「はい、小野です。」

坊っちゃん、偽名が板についてきましたね。」

「ふふふ、ここ1ヶ月は黒木より小野でいる時間が長かったですからね。」

「さて、そろそろ時間です。学内に移動して、計画通り熊田に電話して下さい。私も闇金二社に電話を入れます。」

「わかりました。橘さんは今どこに?」

「さっきまで父兄席で運動会を楽しませてもらってましたよ。正也さんの書いた絵、素晴らしいですね。それじゃ、何かあったら坊っちゃんの本物の携帯に連絡します。では、後程。」

そう言って電話は切れた。

橘は黒木への電話切ったあと、熊田が金を借りている闇金に電話を入れた。

「もしもし、林興業です。」

「何が興業だ、チンピラがやってる闇金だろ?」

「なんだ、てめぇは?」

「ほら、直ぐに地が出てくるじゃねえか。」

「誰にもの言ってるんだ?!」

「そんな事はどうでもいい、お前にいい情報をやるよ。青葉高校の熊田がお前の所から金を借りてるだろ?」

「それがどうした?」

「奴に今日まとまった金が入る。そして奴はその金をもってトンズラを決め込むぞ。」

「なにっ?! てめぇ、いい加減な事を言うとただじゃ済まないぞ!」

「信じるか、信じないかはそっちの自由だ。熊田に飛ばれると困るのはお前達で、俺じゃない。そうそう、この話しは、田中組にも伝えてあるからな。熊田は田中の闇金にもかなりの額を借りてるの、知ってるだろ? まあ兄貴分とよく話し合ってみるんだな。じゃあな。」

「あっ、もしもし、もしもし…。」

橘は同じ内容の電話を田中組にもし、学内を移動した。

黒木は学内に入り、熊田に電話を入れた。

「もしもし小野です。熊田さん、どこですか?」

「おう、ちょうど今午前の部が終わって保健室に来たところだ。」

「田山先生は?」

「待ちきれなくて、さっきからオナニーしてるよ。ほら、音聞かせてやるよ。」

クチュクチュ…

「熊田さん、いやらしい音ですね、僕、硬くなってきました。保健室でさせてくれるんですね?」

「ああ、金は?」

「持ってます。熊田さん、田山先生にぶちこんで、いやらしい声も聞かせて下さいよ。」

「へへへ、お前も相当の好き者だな…。」

携帯からガサゴソと音がした後、

(ああぁ~、いいぃ~!)

と、田山の声も聞こえてきた。

(ほら、小野がお前のいやらし声を聞きたいとよ、せいぜいよがってやれよ…)

(あぁ、いゃ~ん、だめぇ~、あぁ~)

二人の声が聞こえてくるのを確認した黒木は橘に電話をした。

「上手くいった、始めて下さい。」

「はい。」

橘は手元にあったスイッチをONにした。

突然、大音量がグランドに響きわたった。

「あぁ~、熊田せんせぃ~、もっと、もっと突いてぇ~、あぁ、いい、いいわぁ~!」

「ほら、もっと悶えろ!ほら、もっと腰を振れ!保健室で、お前の仕事場で今から犯されるんだろ?楽しみなんだろ?」

「あぁ~、いいっ、いいわぁ~、早く、早く二人で犯して~!」

昼食に向かう父兄、弁当を食べる生徒に、その淫声は届いた。

数日前から夜の学校に忍び込んだ橘は、保健室に隠しマイクを取り付け、グランド、職員室、教室の一部に音が流れるような工事を1人でしてのけたのである。

(なんだ?)

(熊田先生の声?)

(やだぁ~、何やってるの…)

(ちょっと、何の声?)

(おいおい、熊田と保健の田山とヤってるのか?)

生徒や父兄がざわめき始める。

他の先生や校長も驚きあわてふためいて、

「あれはどういう事だ?!」

「く、熊田先生と田山先生じゃないのか?」

「そんな事より、直ぐに止めないと、生徒や父兄、近所にまで、聞こえてるじゃないか!」

喧騒と人の波を避けながら、黒木は橘の指示通り体育館横の体育教務室に向かい、辺りをうかがいながら体を滑り込ませた。

部屋の奥の窓側のデスク。

右側の下の引き出しを開ける。

黒いカバンを引っ張り出し、中を確認する。

茶封筒の中に約二百万の金、デジカメ、メデァアが二枚、闇金の借用書。

橘が忍び込んだ時に確認は済ませてあった。

デジカメの中には黒木の妻の姿も収められていた。

橘が調べた限りコピーはなかった。

黒木は借用書だけをデスクに戻し、カバンを持って外に戻った。

スピーカーからの淫声は続いていた。

「あぁ~ん、いい、いい、いいわあ~、あぁ、感じるぅ~!」

「この淫乱めっ!もっとオマンコを締め付けろ!」

ガラガラ、ガシャーン!

「きっ、君達はいったい何をやってるんだ!」

「こ、校長っ!」

「きゃっー!」

「直ぐに離れなさい!教頭、どこかにマイクが、とにかくスイッチを切って!」

校長、これには、わ、訳が…」

「訳など聞く耳持ちません!そんな事より早く離れなさい、恥知らずなっ!」

「アタタッ…、それが抜けない…、イタタッ…」

「いやぁー、うぇ~ん、やめてぇ~、見ないでぇ~、離れてぇ~…」

「イテテテテ、痛いっ!」

熊田の叫び声と田山の泣き声とを聞きながら黒木は学内をゆっくり校門に歩いた。

その時、黒塗りの高級車が猛スピードで飛び込んで来た。

急停車した車の中から、いかにもチンピラ風の男が数人、少し遅れて兄貴分のような男が走り出して来た。

チンピラはそこらの生徒の腕を取り、

「熊田はどこにいる!」

と、聞いていた。

「おい、何か熊田がどうこうとスピーカーに流れてるぜ!」

別のチンピラが大音響に気付いた。

「手分けして探せ!」

兄貴分の声にチンピラ達は学校内に走り込んでいった。

それを黒木が横目に見ながら校門まで来た時に白いワンボックスカーがやって来た。

運転席には橘がいる。

スライドドアを開けると、目に涙をいっぱい貯めた黒木の妻と、少しはにかんだ顔の正也が黒木を向かい入れてくれた。

「おっつけ田中組の奴等もやって来るはずです。」

橘が振り返って言った。

橘さん、これの始末を頼みます。」

黒木は携帯と黒いカバンを差し出した。

「それは承知してますが、お金は奥さんが騙し取られた分ですから…。」

「ああ、うちが取られたより余分にあるようだけど…、それはともかく、このお金は貰ってください、じゃないと俺達家族はインドに行けない…。」

何度も固辞する橘に黒木はカバンを押し付けた。

坊っちゃん…、そこまで仰るなら、有り難く頂戴しておきます。坊っちゃんが落ち着いたら、女房インドまで遊びにでも行く費用にさせて貰います。」

「ありがとう、ぜひそうして下さい。」

黒木は妻と息子の方を向き、肩に手を置いた。

「さあ、全て終わった、今から三人でやり直しだ!」

そう言った黒木に橘が答えた。

「じゃ、空港へ向かいましょうかね。」

黒木は動き始めた車の中から学校を見た。

校舎の隙間から、正也の書いたデコレーションエヴァンゲリオンが雄々しく立っているのが見えた。







********************



コメレスはあらためて

このウラログへのコメント

  • さっちゃん 2011年09月26日 16:57

    悪は退治されて よかったです

    インドで 家族3人仲良くやり直してほしいです

  • 2011年09月26日 17:14

    復讐できてほんとよかった!1つ気になったのはどうして見つかったとき抜けなかったのか?

  • yaya 2011年09月26日 20:11

    ドキドキしながら読んでましたちゃんと制裁出来て良かったぁ

  • ペルソナ 2011年09月27日 08:08

    やっぱり妄想劇場さんのログ、文章は素敵です気持ちよくスッキリ片付いたね

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