- 名前
- ドゥカティ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 香川
- 自己紹介
- 高松在住の32歳。バイクとギターとサッカーが好きですね。他に好きなのは、話してて楽し...
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あと一歩、踏み出せなかった。。。
2006年03月15日 21:04
彼女と過ごした二日間。。。
夢のような二日間。。。
彼女と別れ、車を走らせる僕。
運転中だったけど。。。
名残惜しくメールを打った。。。
「次は、もっとゆっくり過ごそうな」
その後の、二人が会う事はなかったんだ。。
別れた後も、メール、電話。。。たくさんしたよ。
他愛の無い話が多かった。
「今度、そっち遊びに行こうかな?」
そんな事も計画してた。
でも。。。会う事は無かった。。。
しばらくメールも電話も途絶えた時があったんだ。。。
東京に住む、彼の所に行ってた一週間。。。
彼女「やっぱり、会えない。。。彼のこと、やっぱり好きなんだもん(悩)」
僕 「そっか。。。」
彼女「でも、Sちゃん(僕の仮名)も大好きなんだもん」
僕 「僕もMちゃん(彼女の仮名)大好きだし。」
彼女「でも、Kちゃん(彼氏の仮名)も好きなんだもん。裏切れない。。。」
もともと、僕が悪い。。。
彼氏のいる彼女に手を出した。。。
彼氏以上に電話もメールもして。。。
彼氏は、僕に敵対心を抱いていた。。。
彼氏は、危機感を抱いていた。。。
彼女は、彼氏に怒られたんだという。。。
彼女と僕の関係は、それとなく気づいていたらしい。。。
それを知った上で、彼もまた、彼女を想ってたんだ。
彼女の中には色んな葛藤があったんだろう。。。
そんな葛藤の日々が続いていたある日。。。
彼女が泣きながら電話してきた。。。
「Kちゃんと別れる。。。でも、Sちゃんのとこにも行けない」
どうした?何があった??
話を聞けば聞くほど、彼女の絶望が身にしみた。。。
彼女は、月経不順があったんだけど。。。
診察の結果。。。排卵が殆どなかったらしい。。。
「不妊症」
まだ20歳の彼女には重過ぎる宣告。。。
僕は傍にいてあげられない事が歯がゆかった。。。
不妊治療。。。駆け出しの研修医にどれくらいの助言ができる?
彼女の苦しみを共有したかった。。。
治療の結果は。。。彼女が子供を授かるには、見込みの薄いものだった。。。
彼女を支えきれなかった。。。
「次会ったら、避妊しなくていいよ。どうせ、子供出来ないし。」
それまで吸った事もないタバコに手を出していた。。。
仕事も止めてしまった。。。
Kの実家からは、子供の埋めない嫁は要らない。。。
そう告げられたらしい。。。
僕は、彼女を受け入れる気はあった。。。
だけど。。。実際にそれを行動に移したのはKだったんだ。。。
それを知ったのは、彼女が自暴自棄になってから半年くらい経った頃だったかな。。。
だんだんと彼女との連絡が取れなくなった。。。
そして、いつしか彼女との連絡が途絶えた。。。
ある日、人伝に聞いた。。。
彼女がKと結婚した事を。。。
メールを打った。。。
「元気か?幸せにやってるか?」
「元気だよ。。。結局、彼の実家に来てる。両親とは、やっぱり気まずいんだけどね。旦那は、凄く優しくしてくれてるから、いいんだけどね。」
それを聞いて、ホッとした。。。
と、同時にぽっかり胸に穴が開いた気がした。
一歩踏み出せなかった自分の弱さ。
「まだ彼女を愛してる。。。」
そんな未練がましい想いも、去来する。。。
両親の反対にも。。。
僕の横槍にも。。。
何にも屈せず。。。
彼女を守り通した彼。。。
何を言っても、もう言い訳にしかならない。。。
今は、彼女の幸せを祈るのみだよ。
辛い想いしてないかな?
笑顔で過ごしてるかな?
もう、僕の事なんか忘れちゃったかな?
。。。。。
あれから、もう四年がたった。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
未練がましい事、書いてしまいました。
今回、彼女のことを書こうと思ったのは。。。
先日久々に彼女から連絡が来たから。
今の彼女。。。
うん。明るい声だった。
笑顔の素敵な頃と同じ声してた。
色々話しました。
まだ、色々あるみたいだけど。。。
とりあえず分かったのは。。。今が幸せだって事。
良かった。
これで、僕も前を向いて歩いていけるよ。
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