モーニングルーティン

「ん～♡」彼女の瞼がゆっくり開くと
キッチンからはトースターの音と彼の鼻歌が聞こえてくる

彼はエプロン姿で卵を割っていた「おはよ・・・♡」彼女の眠たげな声に振り返り
「おはよう」優しく微笑む彼の横顔が窓越しの朝日に照らされていた

彼女はベッドから半身を起こし
寝ぼけ眼で彼のエプロン姿を見つめた「可愛い・・・♡」と小さく呟くと

彼が振り返り「何か言った？」と聞き返した「ううん♪♡」彼女は急いで首を振り
パジャマの袖をぎゅっと掴んだ「あのさ・・・」彼がトースターからパンを取り出し

「昨日の夜のあれ・・・今日もしようか？」突然の提案に彼女は赤面
「え？でも朝から・・・♡」言いかけると彼が近づき

「もちろん夜まで我慢できるけど・・・」と言葉を途切れさせたまま
そっと彼女の額にキスを落とした「まずは美味しい朝ご飯ね」

その言葉に彼女は頷き　テーブルに向かいながら「今日はどこに行こうか？」と訊ねた
「公園とか・・・あと買い物もしたいし」彼が提案すると

「それなら・・・♡」彼女が小声で「帰り道・・・♡」と付け加えた
二人の間に甘い空気が流れた

あなたに素敵な時間が訪れますように