公園のベンチで手を握り合いラブラブな二人

でもキスが出来ていない
二人はカフェのテラス席に移動した　穏やかな午後の陽光が差し込み

カップルたちが談笑している「ねえ　なんでさっきからずっと手を見つめてるの？♡」
美月が微笑みながら尋ねると　健太は顔を赤らめた「いや・・・その・・・」

彼の声が小さくなる「こういう場所での・・・その・・・経験があんまりなくて」
「初めてだなんて言ってないよ？♡」「実は・・・初めてです」

彼女は驚きのあまり一瞬固まった　そして柔らかく微笑んだ
「そうなんだ♡」彼女の指先が優しく彼の手の甲を撫でた「私も緊張してるの♡」

「嘘つけ！」彼が抗議すると　美月は真剣な表情になった
「ほんとよ　この前の手を繋いだ時だって心臓が爆発しそうだったんだから♡」

「マジで？全然そんな風には見えなかったけど」「必死で隠してたんだから♡」
二人は視線を交わし　同時に吹き出した　笑い声がカフェ中に響き渡る

「あの・・・」彼が突然真面目な顔になる「今度はちゃんとできると思う」
「何が？♡」「キス・・・とか・・・」言葉につまる健太を見て

美月はテーブルに身を乗り出し唇を近づけた「ダメだよ」彼が急いで立ち上がる
「人が見てる・・・」「じゃ　どこでするの？♡」

あなたに素敵な時間が訪れますように