桜･さくら･桜井！

一ヶ月ぶりに甲子園で「六甲おろし」♪♪♪
打って･守って・走って！！！
桜井一人で勝った！






桜井　甲子園初弾＆守備でも魅せた
2007年8月31日（金） 7時2分　スポーツニッポン


＜神・広＞甲子園初本塁打など大活躍の桜井はお立ち台でポーズを決める


　【阪神４−２広島】歓喜の六甲おろしが何度もこだました。阪神が８月２日のヤクルト戦以来長期ロードでお預けになっていた甲子園での白星。主役は攻守でチームを救った和製大砲・桜井だ。

　「きょうは存分に（六甲おろしを）歌ってください！」

　最近５試合で１１点。１試合平均２・２点と貧打にあえぐ中、２９日には打率・３０１、１４本塁打と打線をけん引してきた林威助（リン・ウェイツゥ）が右肩炎症で出場選手登録を外れた。得点源を欠いた苦しい状況だったが、５番に起用された桜井が期待にキッチリ応えた。２回１死からエース黒田の外角高め１４８キロ直球を完ぺきにとらえ、バックスクリーンに飛び込む先制の７号ソロ。「あの球をあそこまでな。向こうもショックやと思う」と岡田監督も驚く甲子園初アーチに「超満員の前で打てて良かった」と笑った。

　守備でも魅せた。５回に同点に追いつかれ、なおも２死一塁のピンチで嶋の右翼への大飛球を背走しながらジャンピングキャッチ。そのままフェンスに激突したがボールを離さず追加点を阻んだ。

　勢いは止まらない。６回、金本が敬遠された２死一、二塁から「ここがポイント。絶対に打ってやろうと思った」と勝ち越しの２点適時三塁打で勝利を引き寄せた。

　本塁打を打った試合は６戦全勝。“不敗神話”は続き２位・中日と２・５ゲーム差に接近した。「得点圏で打ってやろうという気持ちは変わらない」。あくなき向上心を持つ２４歳が打線を引っ張る。

　＜広島　前田智無安打＆拙守も＞通算２０００安打まであと３本の広島・前田智は、４打数無安打と足踏み。試合後は無言だった。ブラウン監督は「あした地元で３本打ってほしい。そうすれば勝つ確率も高くなる」と話した。この日は守備でも１―１の６回２死一、二塁で、桜井の左翼線の打球に回り込めず、三塁打にしてしまうなど精彩を欠いた。永田外野守備走塁コーチは「守備隊形が前進守備だったし、球足も速かったから」とかばった。

[8月31日 7時2分 更新 ]