今日も勝ったよ！

着実に上を目指してます！３．５ゲーム差　もう少しです。


矢野決勝打で田淵に並ぶ阪神１０１６Ｈ
2007年8月1日（水） 6時6分　スポーツニッポン


＜神・ヤ＞６回２死一、三塁、矢野は中前にタイムリー打を放ち、ガッツポーズ
　【阪神４―３ヤクルト】４万を超える観衆から自然発生的に「矢野コール」が飛び出した。お立ち台へと向かう阪神・矢野に大きな拍手が降り注いだ。「何とかして１点という気持ちがあった。桜井のカウントが悪くなってから“回ってこい、回ってこい”と思っていたよ」

　３―３で迎えた６回２死一、三塁。３球目の外角スライダーにバットを合わせた。打球は中前へ。決勝点となる４点目を叩き出した。これが阪神移籍後１０１６本目の安打。田淵幸一氏（本紙評論家）の持つ阪神捕手の最多安打記録に並んだ。

　「偉大な方に並べて、（周りにも）感謝の気持ちでいっぱい。チームの勝利の場面で打てて、すごくうれしい」

　中日から移籍して１０年目。名実ともに猛虎の名捕手となったが、移籍当初は苦労の連続だった。「きのうまで敵やったんが、いきなり同じチームになったんやから」。そんな時にパワーをくれたのが、ファンの声援だった。優秀選手賞を獲得した９９年７月２５日のオールスター。甲子園のトラ党から大きな拍手をもらい「初めて“オレもタイガースの一員になれたかな”と思えた」。あれから８年。今もホームベースを守り続ける。

　打点を挙げれば５月１８日の横浜戦から１０連勝。貯金も今季最多タイの２となり、首位・中日に３・５ゲーム差まで迫った。「一番上で帰ってこれるよう頑張ります」。夏の長期ロード出発まで、あと２試合。連勝で旅立ちへ弾みをつける。
[8月1日 6時6分 更新 ] スポーツニッポン