まっええかー

完敗でした。


赤星元気打！今年の“夏男”や！ロードで打率．３７５、７盗塁
2007年8月20日（月） 8時1分　サンケイスポーツ

　（セ・リーグ、阪神０−３広島、１７回戦、広島１０勝７敗、１９日、京セラドーム大阪）ドンマイ！！　阪神は広島に今季１３度目の完封負け。中日、巨人は快勝したが、今ロードで打率．３７５、７盗塁を誇る赤星憲広外野手（３１）がいれば大丈夫。２１日からはヤクルト、中日と６連戦。この遠征も残り１週間。虎党は“レッド花火”を待っている。

　完敗だった。わずか３安打で沈黙。それでも光明を見いだせる一打はあった。三回一死。赤星が“夏男”を襲名する快音を響かせた。

　「とにかく１番、２番でチャンスを作って、クリーンアップにつなげないといけない」

　普段から語っている通りの結果を出した。大竹が投じた外角低め、１４６キロの直球を完ぺきにとらえた。初球を振り抜き、打球は中前へと転がった。出場４試合ぶりに「Ｈ」ランプを点灯。意地のヒットだった。

　夏場で驚異的な強さを発揮している。昨年は打率．２７６と苦しんだロード。今季は４０打数１５安打１打点、７盗塁で．３７５の好成績。首痛というハンディを背負いながらも、チームトップの数字をたたき出している。

　万全のケアが体を支えている。首を痛めてから、治療院巡りが始まった。「７以上は行ったな」。一日に３カ所を“はしご”することも…。

　その内容は整体から気功まで。できる限りの道を探った。ベッドはオーダーメードで新調し、枕も高くした。医師から「がんばりましょう」と励まされるばかりだったが、小さな努力が実を結びつつある。猛暑の中で、成績を伸ばしている理由のひとつだ。

　「あっさりやられたな。大竹は良かった。またあさって（２１日）から切り替えてやっていかんとな」。正田打撃コーチがナインの思いを代弁した。

　首位中日、２位巨人が快勝。“指定席”への返り咲きは少しだけ遠のいたが、“ミスター８月”がいれば、気にならない。２１日からはヤクルト（神宮）、中日（ナゴヤＤ）と６連戦。遠征の“ゴール”は目の前。ここまで来たら、ベストの形で飛び込みたい。

　試合後はあえて無言だった。それでも、開幕前の誓いは変わらない。「１位通過が最初の目標。全員の力で１０月まで行くつもりです」−。この言葉にウソはない。熱き思いを白球にこめる。

[8月20日 8時1分 更新 ]