- 名前
- ユリ
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- 年齢
- 42歳
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- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「閉鎖病棟 -それぞれの朝-」レビュー☆
2019年11月06日 01:29
笑福亭鶴瓶主演他。その優しさを、あなたは咎めますか?長野県のとある精神科病院。死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸(笑福亭鶴瓶)。幻聴に悩まされるチュウさん(綾野剛)。DVが原因で入院する由紀(小松菜奈)。三人は家族や世間から遠ざけられながらも心を通いあわせる。彼らの日常に影を落とす衝撃的な事件はなぜ起きたのか。それでも「今」を生きていく理由とはなにか。法廷で明かされる真実が、こわれそうな人生を夜明けへと導く―。居場所をなくした人々が、ここで出会い、ここで癒され、ここからまた自らの人生へ旅立ってゆく珠玉の人間ドラマ。
8/10点!!原作読んでます。映画は登場人物たちの人生がクロスする一定時期を切り取った形で描かれているので、描かれていない彼らの人生に想いを馳せることが出来る、重く前向きな余韻が残る作品でした。類似経験のある方はフラッシュバックするので、気をつけて下さい。原作もそうですが、随分フリーダムな閉鎖病棟で、本当に精神科医が書いたとは思えないくらい( ; ゜Д゜) 昔の精神病院の雰囲気なのかな?あれだけ看護師もつけずに色んなところを行き来出来たら、そりゃ事件も起こるわと思いました。病院側の管理責任を訴えられたら絶対負けます(>_<) 一人の大人として真面目に生きてきた人がある日突然、それが出来なくなる。周りから敬遠されるし、確実に治る治療法はない。そういう意味では、チュウさんの立場に一番共感しました。原作は、何ていうか綺麗事のように感じてしまったのですが、映画は生身の人間のそれまで積み重ねてきた人生の重みや痛みが、優しいけれど、強く描かれていて、由紀の咆哮に、秀丸の涙に、再び歩み出した一歩に、感情をグッと持っていかれました(;_;)重宗(渋川清彦)の人生さえも琴線に触れる、俳優陣の演技が秀逸でした(*^¬^*) チュウさんと由紀の間にある感情が浅めだったので、山登りのシーンは欲しかったです。絵的にも映えるし、ターニングポイントなシーンだと思うので。幾度となく打ちのめされた人たちが、バラバラになった勇気や力を振り絞って、再び歩み出す、清々しい夜明けのような作品です(*^^*) 2019年公開。
このデジログへのコメント
是非、、観たいですね(*^^*)
> はらぺこさんはこういう作品は大丈夫な方ですか?私はフラッシュバックしてしまい、一人で行ったので結構ヤバかったです。でも原作より良く出来ているしラストシーンは見事なのでぜひ観ていただきたいです
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