- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「先生の白い嘘」レビュー☆
2025年02月12日 23:59
奈緒主演他。高校教師の原美鈴(奈緒)は、教卓の高みから生徒達を見下ろし観察することで、密かに自尊心を満たしながら、女であることの不平等さから目を背けていた。ある日、美鈴は親友の淵野美奈子(三吉彩花)から早藤雅巳(風間俊介)と婚約したと告げられる。早藤こそ、美鈴に女であることの不平等さの意識を受け付けた張本人だった。早藤を忌み嫌いながらも、快楽に溺れ、早藤の呼び出しに応じてしまう美鈴。そんなある日、担当クラスの男子生徒・新妻祐希(猪狩蒼弥)から衝撃的な性の悩みを打ち明けられ、思わず美鈴は本音を漏らしてしまう。新妻は自分に対して本音をさらけ出した美鈴に魅かれていき・・・。そして、歪んだ愛憎渦巻く人間模様は思いも寄らぬ狂気の世界へと向かっていく。その先で美鈴が見る景色とは?その感情は、あなたの中にもきっとある。男女の性の不条理に切り込み、人の奥底に抱える醜さと美しさをエグる、2024年、最もセンセーショナルな衝撃作。
8/10点!!原作は序盤しか読んでないです。暴力・・・って定義が曖昧なものは難しい。精神論の問題も孕むから、誰かにとっての愛の行為が誰かにとっては暴力になる。人は弱いのにその矛盾を抱え込もうとするから最終的に自分を傷つけてthe endになりかねない。そして、自分にとっての暴力を他人や愛する人に理解してもらうことはとても難しく不可能に近い(のに諦めないからthe endになるのループ)。早藤の闇の根底は何なのだろう?というのが描けておらず、風間くんの名演をもってしても雰囲気でしか伝えることが出来てなかったのが残念。他のキャラの闇の発端は明確にされているので。人が人と関わる以上、誰も傷つけず、誰にも付け込まず付け込まれずというのも無理なのだろう。すごく、暴力の範囲や種類について考えさせられた。DV関連の作品は避けてきたけれど、本作は観て良かったと思えた。それでも、愛する人を傷つけず触れる方法は見つからない。この矛盾は美鈴のように真正面から向き合ってしまう人間には抱えきれないのかも知れない。ずっと小さくて綺麗なものだけを拾い上げて生きていくことは出来ない。愛され、理解されたいのに人と関わることはキツくて怖い。それでも諦めきれない私に穏やかな幸せを感じられる日々はくるのだろうか。2024年公開。
このデジログへのコメント
映画自体は初耳でコメントすることは失礼かもしれませんが、愛することを真っ直ぐに伝えられない方が暴力に走るのではないか…と。弱いから暴力を振るうのではないか
まったく映画とは関係ないコメントすいません
本作品、、、ログ読ませて貰って、、ぜひ、、、観たくなりました(* ´ ▽ ` *)ノ
ユリさんの評価高いので、みたいと思います。
心理をどう描くのかって、監督?脚本家の腕の見せ所、なんでしょうか?
> 八咫烏さん
その定義も合っていると思います。ただ暴力の背景も百人十色で型にはめられないものだから、皆こんなに苦しんで解決出来ないとも感じました。
> はらぺこさん
でも三木監督というのもあるでしょうけど、あまり評判は良くないみたいです。原作は序盤でリタイアしちゃいましたし。個人的に響いたところがあったということでしょうか。
> ザンキンドーナツさん
三木監督は正直苦手なのですが、脚本家は確か好きな方だった気がします。あとは俳優陣の演技力でかなりカバーされている(風間さん、奈緒、三吉さん)ところもありました。
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