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「女が眠る時」レビュー☆

2016年03月10日 21:38

「女が眠る時」レビュー☆

西島秀俊主演他。妻の綾(小山田ユリ)とバカンスを過ごすため、美しい海辺に佇むリゾートホテルに訪れた小説家の健二(西島秀俊)は、処女作のヒット以来良き題材に恵まれず自らの才能に苦悩していた。滞在初日、彼はプールサイド初老の男が、若く美しい女の身体に表情ひとつ変えず、細部に至るまで丹念に日焼け止めクリームを塗っている様子に目を奪われる。初老の男は佐原ビートたけし)、若い女は美樹(忽那汐里)という名前だと知る。異様な雰囲気を醸し出す親子ほど年の離れた2人のことを時間が経つにつれ、脳裏から離れなくなっていく。健二の執着は、彼らの姿を追い求め、次第には部屋を覗くまでに…。ほんの好奇心から始まった行為は常軌を逸した行動へと変化していき、予期し得なかった衝撃の結末へと突き進んでいく。覗き観たのは、“狂気”か“愛”か。日本を代表する豪華な演技俳優陣が集結。背徳的で官能的な映像美で描く、深淵なる魅惑のミステリー

4/10点!!オゾン監督の「スイミング・プール」みたいな、作家である清水が見ているのが、現実か幻影かわからないまま、物語が進みます。登場人物たちも、語りたそうなのに多くを語らないので、佐原と美樹の関係性やその存在の意味すら、あやふやで掴めなくて、ついつい意味を探しながら観てしまいました。人物がぼやけているのに対して、全体に渡って、水の匂いが香り立つ作品でした。プール塩素の臭いとか、雨が降るときの水臭いのとか、窓を開けた時にブワッと香る海風の香りとか、五感が刺激されるのが、わかりました。きっかけになった佐原と美樹という存在は、居たかも知れないですけど、後は清水創作フィクションなんですよね、多分。女が寝てる姿からここまで創造出来ちゃうなんて、作家の頭の中は大変だなと(爆)忽那汐里少女性と口紅一本引いただけでガラリと女の顔に変わる存在感が、とても良かったです。野生の猫が籠に入れられて逃げられないみたいな、どうにも出来ないもどかしさや悔しさが、表情や全身からバシバシ伝わってきました。彼女は、歪んだ顔の時の方が美しさが際立ちますね。ウェイン・ワン監督ですけど、邦画扱いなんですよね。早くも今年のアカデミー賞に入ってきそうな演技でした。でも、こういう映画は苦手です。全部頭の中の話でした!みたいに言われちゃうと、どう観たらいいのか困ってしまいます( ̄~ ̄;)テーマ曲の中森明菜の「FIXER」が、劇中では使われていないのですが、映画の雰囲気にとても合ってる名曲なので、聴いてみて欲しいです。2016年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2016年03月11日 01:13

    西島さんとビートたけしさん、、、ドールズを思い出す(^^

    この作品は、、、人によって色々な解釈ができる映画かな(^^/
    見てみたいかも(^O^

  • ユリ 2016年03月11日 01:25

    > はらぺこさん
    すみません、ミステリーなので、ネタバレ要素なしにすると書くことがなくなってしまったので、珍しくネタバレで書いちゃいました。ドールズ、2回も見に行きました。なつかしいですね。

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