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啓蟄かな、これ

2007年02月16日 10:00

昼過ぎに家人に起こされた。 屋根のといを掃除するのだから二階のバルコニーに梯子をかけるのを手伝えと言う。 底の幅が20cmほどで平らなブリキのといが10mほど続いているものに溜まった木の葉、鳥が持ってきて巣作りをした泥などが溜まって2年に1度ぐらいは掃除をしなければならないのだけど、はて、寒いのにと見れば外は暖かな陽が青空に出ている。

昨日の日本のニュースじゃ春一番が吹いてそのあと寒さが訪れると聞いたばかりで、こちらはもう冬は来ないと聞いていたのだけどこう早く来るかと驚いた。 ま、家人に言われるままに服を着て掃除の為の水道のホースの蛇口の開け閉め係りを演じながらセーターだけで庭に立っていても寒くない。 そうだった、この間の嵐のときに反対側の屋根瓦が飛び修理したのだからそういうときの埃や色々なものが溜まっているのだろう。 鳥の死骸などなければいいのだけどと木曜午後の買い物の時間を気にしてモタモタしているなら自分が替わろうかと少々いらついていたら事もなく終わり、この間の子供達のパーティーの空き瓶やプレゼントなどの包装紙を車に放り込み、ビン、紙の再生の為のコンテナーに急いだ。

スーパーの近くの魚屋で毎週の決まったものを決まったもので喉に流し込みスーパーでは年寄り達に混じる黒人の小さな子供が背伸びをしてバーコードを読み取らせようと機械の前で困っているのを手助けし、のんびり座って床を拭いている顔見知りの店員に訊けば年寄りの婆さんがバランス崩してひっくりかえり今救急車で運ばれたのだけど手に持っていた胡瓜の酢漬けのビンが割れてその後始末だという。 ま、ハーブの入った酢の匂いがあたりを覆っているのをカートを押して一週間分必要リストの買い物を終えたらいつもの如くカートが溢れそうになった。 結局、30キロ以上の買い物をえっちらと車に放り込みうちに戻ったら家人も掃除を終えオランダ人の家庭の主婦の常、大きな窓ガラスを何枚も奇麗にしてあり10mほどの高さから放り投げた箒が芝生に突き刺さっていた。

あんまり気持ちのいい日差しだったんでそれじゃ掃除、という気になったのだという。 こちらはまだ街で買い物の続きがあるのでそれをしようと自転車で出かけたのだけれどなるほどこの日差し、途中の公園には年寄り達がベンチに腰掛けて新聞を読んだり孫が入っているのだろうかその乳母車を押しているのも見え、ジョギングをする者たちも普通より多く、それに、信号で待っている時には横のぼさぼさの髪をした若者がイヤホーンの見える頭を振りながら何か大声で歌っていてそれをその隣のおじさんがへらへら笑って見ている。 その歌が聞こえないのはこちらも耳にCDウオークマンのイヤホーンをさしているからで、ま、ドラッグアルコールでハイなのかどうかは分からないけれど多分この陽気のせいなのだろう。

いろいろな穴からいろいろな気分がゴソゴソと虫が這い出すようにこの陽気に誘われて出て来たに違いない。

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