- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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朝帰り
2007年02月04日 07:26
うちには叔母さんが一人住んでいる。 その叔母さんは我々が日本に帰省しているうちにどうしたのか太ってしょっちゅう何かを口にするようになり、しばしば食べ物をせがむ。 当然まだ認知症になるほどの歳ではないのだがこの2年ほど動きが緩慢になったものの近所の連中とはまあ平和に共存しているのだけれどたいてい寒い冬には居間の暖かいところでまどろむことが多くそれでも時には新鮮な空気が必要なのか裏庭から外に出て散歩に出る。
眼はしっかりしているので外が暗くても別段困る様子はみせず、ただ例年の今の時期には夜には零下5度以下になることもあり時々は外を見て裏戸を開けて中に入れてやらなければ自分の厚い毛皮でもかなり寒いらしく慌てて駆け込んでくる。 12時には帰ってきて食事、まどろみのルーティーンである。
けれどこの暖冬ではまるで初春のようで夜間は寒いとはいえなくこのオバサン、夜なか中外に遊びに出て私が夜中の2時3時にキッチンで夜食と飲み物の支度をしているときに裏戸を開けても飛び込んでは来ない。 寒くないのである。
昨日は朝5時に空腹になり下で残り物を温めていたときに裏土を開ければしばし私の顔を見上げてそれでは入ってあげるか、とでもいいたそうにしぶしぶ入ってきてわたしの温めているものをふん、とでもいいたそうに眺めて私の足元に尻尾をからませ自分の好物を私にせがむのだった。
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