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キャンプイン

2011年02月02日 07:48

キャンプイン

虎・小林宏キャンプ前に球児とはや合体
キャンプイン前日に合同練習を行った小林宏(右)と藤川(左)。結束を固めた(撮影・前川純一郎)【フォト】

 クールに燃える2人の熱に誘われるように、雲間から太陽が顔を出した。虎で初めてのキャンプインを直前に控えた小林宏が、新しい相棒ラブコール藤川とのコンビが早くも実現した。

 「昨日、(球児と)一緒に食事をしていて、あした(31日)一緒にやろうと。僕からお願いしました」

 午前11時。無人の室内練習場に突然現れた2人が、荷物を置くとすぐにロードワークを開始した。宜野座球場の回りを1周。そのままサブグラウンドに入るとトラックを3周。一歩一歩、お互いの歩幅を合わせるように足を進めた。キャンプイン前日に実現した豪華な顔合わせに、静かだった球場が活気づいた。

 前日30日の夜に小林宏歓迎会も兼ねた決起集会が開かれていた。その席に居合わせた守護神とんとん拍子で話が弾んで電撃合体が実現。球児は「僕はもともと練習するつもりだった。(小林宏は)やることがなかったんじゃないですか。本当は1人でやりたかったけどね」と冗談を交えて歓迎した。

 キャッチボールでは36球ずつ、互いのグラブを鳴らすと途中からは横並びに。トレーナーのミットをめがけて交互に白球を投じた。小林宏変化球を投げると球児も続く。2005年のワールドベースボールクラシックWBC)以来の付き合い。世界の舞台でともに戦ってきた2人が、ボールを使って会話を楽しむのに時間はかからなかった。

 ほとんど休憩も挟まず約3時間半のトレーニングストレッチや練習のインターバルの間には笑い声も響いた。移籍して最初のキャンプ。不安がないように球児水先案内人を買って出た。「球場のこととか、(キャンプ中の)動きはこういう感じと話しました」とFA右腕に練習の段取り球場施設を説明した。虎の命運を握る八&九回の男が魂の合体。V奪回の鍵となる最強リレーが完成だ。

 首脳陣もコンビ熟成に手心を加えた。一度にブルペンに入れる人数が限られているため、投手ブルペン練習はグループごとに分けているが、久保田を加えた虎の新勝利の方程式トリプルK(久保田小林宏藤川球児)」の3人を同組にする方針を決めた。真弓監督は「練習でもブルペンでも、2人は一番長く(一緒に)いるだろうし、そこから広がっていくと思う」と2人の柱を中心に投手陣がさらに強化されることを望んだ。

 さあ、球春到来-。虎の泣きどころだった八回を任される小林宏は「(プロ生活を)14年もやってきているし変化はないです」と気負いはない。最強の援軍を得た藤川は「自分のためにやれば、チームのためになる」と力を込めた。静と動。心構えは好対照だが、結束は揺るぎない。V奪還ロードを引っ張る“投の主役”たちに不安は一切ない。

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