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寒い内容のオープン戦1戦目でした
2011年02月27日 08:06
虎・マートン吉兆H!200安打の予カ~ン
2011/2/27 7:52 配信サンケイスポーツ
(オープン戦、阪神0-1オリックス、26日、安芸)阪神のマット・マートン外野手(29)は、オープン戦開幕のオリックス戦(安芸)に「6番・右翼」で先発し、貫禄の二塁打を放った。
南国の陽気の中でトレードマークの赤毛が揺れた。日本一のヒットメーカー、マートンの好発進が何よりも頼もしい。糸を引くように伸びた白球が緑の芝の上で弾んだ。
「個人的には今の時点では順調にきている。オープン戦の最初の時期は、外角の球をしっかりとらえることをテーマにしてやっているけど、1打席目はできたね」
二回一死の第1打席だ。カウント3-1(3ボール1ストライク)からの5球目。オリックスの先発・中山の投じた外角高めの直球に、素直にバットを出した。コンパクトに振り抜くと、鋭いライナーで右翼線を破った。2バウンドしてフェンスに到達する間に悠々と二塁へ到達。余裕のスタンディングダブルで、1年前の“衝撃”をほうふつとさせた。
シーズン214安打の日本記録を打ち立てた虎1年目。この日と同じオリックスとのオープン戦初戦の第1打席で先制弾を放ち、強烈なインパクトを与えた。そして迎えた虎2年目の“初戦”。またも最初の打席で快音を奏で、圧倒的な存在感を見せつけた。
飛ばない統一球が採用され、昨年の定位置だった1番ではなく6番で出場した。今後も状況次第で置かれた環境が変わる可能性があるが、虎が誇る安打製造機の調整に狂いはない。
真弓監督は1番以外の起用について、「ないことはない」と話したが、M砲自身は「来た球を打つということは変わらない。打順は気にしない」。常にベストを尽くしてヒットを狙うスタイルは不変だ。
「絶えず同じタイミングでとらえられるようにしたい。練習でやってきたことをゲームの中で洗練していていく。今の段階ではいい方向に進んでいるよ」
話す言葉から自信が漂う。左足を高く上げ、パンチ力を強化した新打撃フォームにさらに磨きをかけ、さらなる高みへ。2011年もマートンのスタートは安芸から。自分の手でつかんだ“吉兆”が進化を加速させる。
[ 2011/2/27 7:52 更新 ]
サンケイスポーツ
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