スタンリッジ初完投！

夜の男や！阪神・スタンリッジ今季初完投
2010/7/6 21:28 配信サンケイスポーツ
夜の男や！阪神・スタンリッジ今季初完投
今季初完投の阪神・スタンリッジ＝倉敷（写真：サンケイスポーツ）

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　（セ・リーグ、阪神６－１ヤクルト、９回戦、阪神６勝３敗、６日、倉敷）阪神の先発スタンリッジの好投でヤクルトに勝った。スタンリッジは１０安打されながらも熱投１４５球の今季初完投で５勝目をあげた。打線も初回に先制し、四回に追加点。さらには七回にダメ押しの４点を奪った。

　 【写真で見る】５勝目をあげ、城島と抱き合うスタンリッジ

　“夜の男”が輝きを増した。スタンリッジが得意のナイトゲームで好投だ。

　「調子がいいし、このままの状態でいけたらいいね。自分のできることを心がけて。落ち着いて、結果にとらわれずに投げることだよ」

　一回は２安打と死球で一死満塁のピンチを迎えたが相川を二ゴロ併殺打に仕留めた。二回も一死から連打で一、二塁。青木には二塁右への強襲打を浴びながら、大和の本塁好返球に助けられた。三回以降はスライダーと、直球の制球がさえて六回まで無失点。回を追うごとに安定感が増していった。これまでナイターは６戦無敗、４勝をマークしている。夜の男はこの夜も軽やかだった。

　初対戦のヤクルトにも自信を持ってのぞんだ。最近６試合は黒星がなく、３連勝中。６月２９日の中日戦（甲子園）でも７回をソロ本塁打の１点に封じて４勝目を挙げた。久保投手コーチが「柱になりうる存在だね」とたたえるなど、先発の軸として信頼をつかみつつある。

　七回には右前へ来日初安打。これが大量点を導いてホームも踏んだ。１０安打されながらも１４５球の熱投で今季初完投。“夜の男”スタンリッジが今季唯一のプロ野球開催となった倉敷の虎党を存分に楽しませた。