ヤクルトが熱視線

内野の要に！ヤクルト、ＦＡ藤本に速攻連絡


内野の要に！ヤクルト、ＦＡ藤本に速攻連絡
遊撃のレギュラーを探すヤクルトと、出番を求める藤本はいわば“相思相愛”。スピード契約もありそうだ

　“ツバメの恋人”が、コミッショナーからＦＡ宣言選手として公示された。一報を受けた鈴木球団社長は都内で開かれたオーナー会議に出席後、満を持して藤本獲りを正式表明した。

　「指示しました。速やかに動くように（編成部に）言いました」

　球団史上初のＦＡ獲得選手となった昨年の相川に続く、２年連続でのＦＡ補強に名乗りを上げた。「ＦＡだから獲らないということではない。必要な選手を獲る」という球団トップの方針がＦＡ参戦につながった。

　今季は就任２年目の高田監督のもと、３年ぶりのＡクラス入り。球団初のクライマックスシリーズ進出を果たした。来季さらなる上を目指すため、定評のある守備力に加え、人的補償や金銭補償のないＣランクという状況も考慮。藤本をチーム編成上必要な選手と判断した。

　「魅力？　やっぱり守備ですよ。うちは選手層が薄い。うちにくれば、レギュラーになるんじゃないかと思う。内野の要となってほしいという前提で交渉に入らせてもらいます」

　ショートのライバルとなる川島慶（右ひじ痛）、川端（右肩痛）、鬼崎（右脇腹痛）の３選手は故障中。出場機会を求めて阪神からＦＡ宣言した藤本に、熱烈なラブコールをおくった。