矢野まだまだ必要です！

阪神愛貫いたベテラン　城島に挑戦状！
スポーツニッポン - 2009/11/10 7:00

　来季プロ２０年目を迎える阪神の矢野が、マリナーズから新加入する城島に“挑戦状”を叩きつける。

　これまで沈黙を貫いてきたが、本紙の取材に現在の心境を吐露。「城島選手は誰もが認める日本を代表する素晴らしいキャッチャー」とした上で、出場機会激減の危機感から「自由契約にしてもらって他球団でのプレーを考えたこともありました」と明かした。

　矢野は昨オフ右ひじ手術した影響もあって、今季はわずか３０試合の出場。城島入団決定のニュースは、再起に懸けるオフのトレーニング中だった。それだけに「これまで経験したことがないくらい悩んだ」というが、最終的には「阪神への強い思いが迷いを消してくれた」と来年も阪神でプレーすることを決断した。

　真弓監督は来季の正捕手候補について“競争”と位置付け、投手陣からの信頼が厚い矢野には「試合に出るつもりで調整しないといけない」と奮起を促した。右ひじに加え、痛めている右足首の状態も万全ではないが、矢野は「キャッチャーとして勝負する気持ちは忘れていない」とキッパリ。阪神で１２年間守ってきたポジションを簡単には明け渡さない。