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ブラ砲オーバーザレインボー弾
2009年06月06日 07:16
阪神・ブラゼル、いきなり爆発!先制弾放つ
サンケイスポーツ - 2009/6/5 21:00
写真
(交流戦、阪神4-0オリックス、3回戦、阪神2勝1敗、5日、甲子園)杜の都で田中を撃ち、8日ぶりに戻ってきた甲子園。試合開始直後の空には、左中間スタンド後方から三塁側へと大きな虹が架かっていた。借金「7」からの巻き返しへの“予兆”だ。合流したばかりのブラゼルが、いきなり爆発だ。
「広い球場なので、入るかなあと思いながら走っていました。ホームランがどうのこうのより、とにかく一本ヒットが出てよかった」
ホームで待ち受けた葛城の頭をドスン! とたたき、喜びを表現した。最高の虎デビューだ。
六回の第3打席。一死二塁から、オリックスの先発・金子の初球の真っすぐを粉砕した。左中間へと高く上がった打球は、失速することなくスタンドへ。虹が消えた夜空に、アーチを架けた。
試合前のフリー打撃から、好調さを見せていた。軽めの46スイングでポンポンと10発をほうり込むと、締めのひと振りで“本気”を見せた。右翼ポール上部を通り、右翼席中段へ。推定飛距離130メートル弾を突き刺した。
真弓監督は試合前に「力があるね。楽しみだよ。守備の動きもいい」と声を弾ませ、和田打撃コーチも「1球で流れを変えられる選手。日本で成功したいという気持ちも感じるよ」と笑顔を見せた。
「6番・一塁」で堂々の虎デビュー。金子とは、西武時代の昨季の開幕戦(3月20日、西武ドーム)で3三振を喫するなど、19打席でわずか3安打(打率・158)、12三振を喫した相手。数字的には不利だったが、パワーで覆してみせた。
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