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真弓虎発進!!!
2009年04月03日 08:32
真弓虎いざ開幕!星野SD、新甲子園登板
サンケイスポーツ - 2009/4/3 7:52
真弓監督に強力助っ人! プロ野球公式戦は、3日に開幕。阪神・真弓明信監督(55)は、京セラドームでの前日練習でヤクルト戦の“初戦白星”の大号令だ。けが人続出で苦難の船出となる就任1年目の虎将だが、“後方支援”すべく、星野仙一オーナー付シニア・ディレクター(62)=SD=が甲子園でスタンバイするプランが急浮上だ。虎のために、闘将が再び一肌脱ぐ!!
屋外と変わらないくらい、冷たい空気に支配された京セラドーム。真弓監督はようやく間に合った感の開幕メンバーを、最後の最後までグラウンドを歩き回って、自らの目で確認した。いばらの道は承知のうえ。切なる思いを口にした。
「(開幕戦は)大事に考えていい。特別な選手起用はないけど、重きは置きます。ロースコアでしょうね。あまり点が入るイメージじゃない。先に点を取っていくのが一番。ゲームの流れ、主導権を取っていきたい」
指揮官は時に笑顔を交えて、自然体で構えた。開幕投手の安藤が粘り、足攻で先制。僅差のリードを強力中継ぎ陣でしのぎきる。これが、将が描く開幕の青写真だった。
オープン戦は5勝10敗2分けで、13年ぶりの最下位。金本、新井は故障明けで、新助っ人のメンチは不調。矢野、岩田は2軍スタートと、開幕ダッシュの見通しは立たない。だからこそ、せめて初戦は勝ちたかった。
そんな苦難の船出となった真弓監督に、強力な“後方支援”プランが急浮上した。星野シニア・ディレクター(SD)が、甲子園でスタンバイするというのだ。
「『しばらく球団に貢献していないので、何かできないか』と、球場と話し合いをされている。星野さんの顔を生かすには、これしかない」
球団関係者が、計画の一端を明かした。
外野とアルプス席の改修を終えて、ほぼ新装となった甲子園。新しくなった銀傘下の個室タイプ観覧席「ロイヤルスイート」を、星野SDが前触れもなく訪問。野球解説者を買って出るという、サプライズなのだ。
2008年は北京五輪に代表監督として参戦して、球団の仕事をする間もなかった。改めてひと肌脱いで恩返し。ファンサービスを通じて、真弓阪神に還元する。
「普通の力は出しづらいと思うが、やってきたことをやれば大丈夫。落ち着いて力を出してくれたらいい」
真弓監督は、腹をくくった。31日の激励会では星野SDから「とにかく思い切ってやれ」とアドバイスされた。思えば星野阪神の初陣(2002年)は、12年ぶりの白星スタートだった。闘将が見守るなら心強い。まずは勝つ。そこから真弓阪神の一歩が始まる。
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