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兄弟仁義

2008年07月26日 00:03

兄弟仁義

昨日のログでニューオリーンズが出てきたので

今日も続いてヴードゥーの迷宮へズブズブ行きましょう(笑)

ニューオリーンズはジャズ発祥の地としても有名で

音楽的な面ではアフロアメリカン聖地と言っても過言では

ないでしょう。ドタバタとどす黒いマーチングバンドといった趣の

リズムセクションに気持ち良く転がっていくピアノが絡む

独特の音楽。世間的に広く認知されたのはドクタージョンが

72年に発表した「ガンボ」というアルバムと言われております。

シンディ・ローパーがカバーした「アイコアイコ」等

古き良き古典がたくさん収録された名盤です。

アメリカではザ・バンドやリトル・フィート、ここ日本でも大滝詠一

細野晴臣等がセカンドライン風味のアルバムを発表していきます。

今回紹介する、ネヴィル・ブラザースもこの地を語る上では

外せません。それぞれが50年代から活躍していましたが、

70年代後半になってようやく、兄弟4人で活動をはじめました。

ニューオリーンズR&Bファンには個人個人よく知られていましたが、

世界的に認知されたのは、U2やディランピーターガブリエル

との仕事で有名なダニエル・ラノワのプロデュースで89年に

発売された超名盤イエロー・ムーン」の成功からです。

その前年でしたか、兄弟揃って初来日を果たし僕も見に行った

のですが、ここで思わぬアクシデントに遭遇しました。

たまたま同時期に来日していた、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

の全員とバックブラスファンクバンドのタワーオブパワー

メンバーが飛び入り!!せまいライヴハウスに身動きも出来ない

ほどの人数でニューオリーンズ・ファンクをぶちかまして

くれました。感激しました(喜)

それから何回かの来日を繰り返して僕は4回見ております。

野音でのボガンボスとアーマ・トーマスとのジョイントも

今では貴重な体験です。

強面の雰囲気からはおよそ想像もできない、ダイアモンド

ような美声の持ち主アーロン・ネヴィルはCMでも使用された

事があるので聞いたことのある人は多いかも知れません。

このおっさんが日本に来ていた時、アメリカで

マイルス・デイヴィスの葬儀に参列するとの事で

ツアー途中で帰ってしまった後のショウを見るという笑えない

思い出もあります(笑)

この秋に久しぶりに来日するそうです。楽しみです。
 
映像はキーボードアート・ネヴィルが60~70年代に

組んでいたファンクバンド ミーターズの映像です。





https://jp.youtube.com/watch?v=_FBnQvd_xzs

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