２０世紀少年より２１世紀少年へ

僕はあまりDVDは買いません。CDでいっぱいいっぱいというのも

ありますが、あまり繰り返して見る事もないのでレンタルで

十分かな？と思うのです。

しかしこれは違います。マーク・ボラン＆T・レックスの

「ボーン・トゥ・ブギー」（３枚組仕様）

中味は７２年に公開された（当時日本では未公開）リンゴ・スター

監督作品。メインは絶頂期の彼らのステージを撮ったものですが、

アメリカに渡ったジョン・レノンに代わってレノン邸に移り

住んだリンゴが自宅を使って寸劇風なカットを挿入していく

シュールでキッチュな作品。長くヴィデオも発売されず９１年に

出た時は即買いした思い出の作品です。ピアノでエルトン・ジョン

も参加しています。

今回のDVDはその時のメインのライヴ映像を昼夜とも完全収録して

おり、映画のアウトテイクも完全収録されています。

しかし３枚目の日本のみのボーナスディスクがおもしろくて

当時彼らが来日した際の写真が（本当に綺麗な写真ばかり）

当のカメラマンや同行していたヘアーメイクの人なんかの

ｺﾒﾝﾄを挿入して、BGMも限りなく別ヴァージョンで流していると

いう念の入り様でとても愛情に溢れた作りになっています。

有名ですが、コンサート中に地震があってひれ伏してしまった時の

エピソードや東芝でレコーディングした時の実際の写真まで

あって本当に興味はつきません。僕が所有しているDVDでは

間違いなくこれが最高ですね（笑）

これは僕の持論ですが、プリンスとマーク・ボランとカエターノ

ヴェローゾは本当に似ています。中性的な部分だけではなく

ちょっとした事で共通点は多いです。（音楽的な面で）

名曲だらけの彼らの作品でも１，２を争う曲

２０ｔｈセンチュリーボーイは実はこの時の来日中に

録音されました。

これは絶対、今の少年少女にも聞いてもらいたいです！

もちろん昔の少年少女もね（笑）


https://jp.youtube.com/watch?v=C4OZ6Gs-5vc