サイケデリック・ボッサ

みなさんはブラジルの音楽をどのようにとらえているでしょうか？

サンバやボサノヴァのようなフィジカルな音をｲﾒｰｼﾞする事が

多いと思います。

ボサノヴァを作った最大の功労者はジョアン・ジルベルトと

いわれています。彼に言わすと「私の音楽はサンバだ」と

いう事になります。サンバをｷﾞﾀｰ一本で表現したと。。。

因みにこのジョアンという人はかなりの変わり者としても

有名で何日も風呂場から出てこず家族を困らせたり、

ﾗｲｳﾞで客が騒ぐと演奏を中断してしまったり（僕の会社の

日系２世の友人は実際に２曲演奏した時点でステージを降りてしまい

２度と出てこなかったﾗｲｳﾞをサンパウロで見たそうです。

確率高すぎ（笑））

今は一人でリオのホテルで生活していて、同じ時間に同じ食事を

する毎日だそうです。不思議なじいさんです（笑）

そのジョアンが蒔いた種は当時のブラジルのインテリ層に

影響を与え、６０年代の英米の音楽シーンともリンクして

「トロピカリズモ」と呼ばれた音楽とアートの一大ムーヴメント

を引き起こします。

そこで活動していた中心人物がカエターノ・ヴェローゾです。

彼の生み出す音楽はブラジルの伝統を踏まえた上でロックとの

融合を試みたかなり実験的な物でした。

その彼の最初期の映像です。

彼の作品はどれもがお勧めです。聞いてみてください。



https://jp.youtube.com/watch?v=qYxU8ur3su8