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「砂漠でみつけた一冊の絵本」

2007年12月28日 00:05

「砂漠でみつけた一冊の絵本」

柳田邦夫著 岩波書店 1470円

この方の本は私が読んでいる中で一番多いが、その著者への見方を変えてしまった本。
絵本、は作者も書かれているようにシンプルメッセージと美しい絵を組み合わせて読者に分かり易くその世界観を書き現したものだと思う。その表現によって、特に子供向けに書かれていたとしても、大人にとり考え直させてくれることが多い。ゆっくり一文一文の世界観イメージしながらその絵の世界にどっぷりと浸かる。そのための入門書と考えればよい。

大人になるに従い忘れ去られてしまう想像力・空想力
これはこれで仕方ないことですが(バランスの取れた
方なら忘れず持ち続けることは勿論出来ます)大切なのは
そういう自分達の「世界観」を子供たちに押し付けては
いけないということ。きちんと子供たちの目線に立ち
子供たちの目を見、言葉に耳を傾け、少しでも想像力を
膨らませるように働きかける。大人的な言い方であれば
多様な価値観の受容並びに創造は、幼少期のそうした
パースペクティブなくしてはその萌芽すら子供達から
奪うことになる。それが成長と共にそうしたことに
纏わると考えられる様々な「事件性」を帯びた出来事を
起こさせる原因となることをもっと知るべきであると
この本を読んで強く感じたことでした。

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