- 名前
- 妄想劇場
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 富山
- 自己紹介
- 年齢違ってます。還暦過ぎてます。 SEXはおろか、出歩く事も出来ません。 出会えませ...
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裸の社長夫人様 1
2024年03月08日 11:12
デジの会員、白の光様より許可を得て、ログのネタを使わせて頂いています。
犬塚幸三には、妻小百合、長女ひとみ、次女かおりの家族がいた。
幸三の母が亡くなったことで、暮らしていた離れのリフォーム、そして、住居の建て替えをすることにした。
幸三は自宅に住宅メーカーの佐藤拓馬を連れて来た。
「俺は家にいない事が多い。必要な事は伝えておくから、話は妻と進めてくれ」
「パパ、私達の意見は?」
「もちろん、お前たちの意見も取り入れるさ」
高校生の次女かおりが言うと長女のひとみも喋った。妻の小百合だけが口を開かなかった。
清楚で薄化粧して佇んでいる姿は、社長夫人と言うより、お手伝いさんおようでもあった。
そんな小百合を拓馬はチラチラと盗み見してた。そして、小百合も時々拓馬の方を見てるのを確信してた。
翌日の日中、小百合が一人の時間帯を見払って拓馬は幸三の家を訪れた。
「少し確認したいことが・・」
拓馬はリビングに通された。ソファーに座る拓馬に小百合は紅茶を出して、カーペットに正座をしていた。
「そこでは話も出来ません、ソファーに・・」
拓馬はそっと小百合の手を取ると、小百合は頬を染めながら、拓馬の前に座り、すっと拓馬から手を引いた。
仕事の手順やら確認やら30分ほど話した拓馬、紅茶のカップは空になっていた。
「すみません、気がつかなくて・・」
小百合が紅茶を入れ直し、差し出す。その手を拓馬が又優しく握った。
立ちすくんで拓馬を見詰める小百合から空いてる手でカップを受け取り、手を握った手はそのままで拓馬は小百合を隣に座らせた。
「奥様の為に良い家にします」
「・・私なんかより主人や娘達の・・」
小百合が手を引こうとするが、拓馬は手を離さない。
「いえ、奥様の為に建てます」
小百合が目を伏せる。拓馬はぎゅっと手に力を入れた。
拓馬は確信した。
(この女は落ちる)
小百合の心にさざ波がたった。
(この青年は私を・・)
拓馬が手を離して、すっと立ち上がった。
「それでは、これで失礼します」
小百合は拓馬に目を合わさずに、彼を見送った。
その後も談合の機会はあったが、幸三がいたり、娘がいたり、二人っきりで会う事はなかった。
話し合いの結果、建て替えの前に離れのリフォームをすることになった。
その日、拓馬は図面を起こす為に離れに入っていた。
近くに小百合が立って、拓馬の質問に答えいる。
すっと拓馬が小百合に近づいた。思わず顔を伏せ、身をすくめる小百合の手を取る拓馬。
恐る恐る顔を上げる小百合の顔に拓馬の顔が寄せられ、唇に唇が触れた。
「えっ?!」
顔を叛ける小百合。追いかけるように又、唇が重なった。
「や、止めてください・・」
絞り出すように言い、弱々しい力で拓馬の胸を押し、顔を伏せる。
「すみません、奥様が美しくて我慢出来ませんでした」
「そ、そんな・・こんなおばあちゃんに・・・」
もう直ぐ50歳になろうとしてる小百合・・。
30歳程の拓馬・・。
「こ・困ります・・こんなこと、しないで下さい・・」
拓馬は身を離した。
「また、来ます」
小百合は無言で見送った。
車に乗り込んだ拓馬。バックミラーで小百合を見ている。
(奥様、本当にきれいですよ。そして僕はキレイなモノを見ると、無性に汚したくなったり壊したくなったりするんですよ・・・)
拓馬は薄っすらと笑いを浮かべながら車を発進させるのだった。
続く
このウラログへのコメント
こちらこそありがとうございます
裸の社長夫人…
ドキドキ(//∇//)
> 白の光さん
ありがとうございます。
もっとドキドキさせられるよう、頑張ります。
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