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NIOの野心は本物だが黒字化は何時だ?

2023年10月14日 13:02

NIO(上海厨来汽車)は中国のEVメーカーで2014年創業だが、野心的な投資を行っているので有名だ。
投資のほとんどを研究開発に充てている。(車製造は外部委託)
実に売上高研究開発費は21%にも上る。自動車業界ではダントツの1位だ。テスラだって4%程度
これほど開発費用をかけているとすれば、生産台数が最低100万台はあるのかと思えば、
2023年の実績で見れば、1.07万台/月である。年間12.8万台という事になる。
実際の研究開発費は7600億/年になる。これでは大赤字だろうな。実際2022年は営業損益の段階で
3200億の赤字だ。それでも投資を止めない。
日本の新興EVメーカーだったらもう終わっているだろう。
新興メーカーが数千億の赤字など銀行が容認できるわけがない。
しかし中国ではそんなNIOにでも資金を出してくれる銀行があるという事なんだろう。
中国は官民挙げてEV産業を育てようとしている。正にその流れに乗っているだろうけど。
補助金等の応援が凄いのだろう。
それで今のNIOの開発研究案件は、自動運転は無論、スマホを使ってエアコン、座席調整、鍵の開閉
駐車の自動設定までの操作を行うシステム開発中との事。まあほとんどソフトウエアの世界
このNIOが生き延びるとして未来はどんな世界が待っているのだろうか?
日本メーカーにとって空恐ろしい世界が待っているかも知れない。
日本はハードが得意だが、NIOのようにソフトウエア開発だけに専念しているEVメーカー
あるのですよ。立ち位置自体日本メーカーとは全く違うわけです。

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