グーグルディープマインドの新型ＡＩアルファミスセンスは医療業界を根本的に変える

アルファベットの子会社グーグルディープマインドは、アルファミスセンスという新AIを使って
遺伝子のすべてのミスセンス変異（DNA配列が１文字だけ変わる）7100万の全てを
網羅的に予測解析する事が出来る。
この研究発表を9/19日サイエンス（米化学雑誌）に掲載した。
これは非常に画期的で、今後のすべての病気の発生メカニズムが分って来る可能性を秘めている。
ここで分かった事は、ミスセンス変異の32%が病気の原因となっている事、ミスセンス変異57%は
病気の原因とはならない。残り11%のミスセンス変異については影響が不明。
これが分かった背景にはもう一つのAIアルファフォールドの開発がある。
アルファフォールドはタンパク質の立体構造を解明予測できるＡＩだ。
アルファミスセンスとアルファフォールドは一体でこの成果を出したと言う事だろう。
この研究成果から全ての病気の解明と治療両方が分って来る可能性があり、医療業界に取って大きな変革が起きるだろう。
患者一人一人のアルファミスセンスを調べ、将来発症する病気を予測したり、治療計画を前もって準備出来るなんて事が起きる。遺伝子研究もここまで来たかという印象を持ちましたね。
まあ直ぐに候補になるかは分かりませんが、この研究内容はノーベル賞もんですよ。