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連載企画 ”コンムス”(第1話)
2020年02月16日 23:59
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『こんな娘がほしかった!』 (略して "コンムス" )
コンサートマスター(コンマス)、コンサートミストレス(コンミス)にちなんで名付け。
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第1話
『苦い想い出』(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
それはもう記憶の彼方にある遠い想い出。いままたクラシック音楽に夢中になり、YouTubeで世界のいろんな楽団の演奏を擬似ライブ体験として観られるいまの環境。記憶をたどると最初のフルオーケーストラ体験はサントリーホールでの「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(VPO)」だった。ジェームス・レヴァイン指揮、検索してみると1995年11月の来日公演が該当。ロイヤル・カップルと同じ日に婚姻届を出していたので結婚3年目のこと。けっこうなお値段のチケットを事前に3枚買って秋の夕暮れ、アークヒルズ前の歩道を歩いていました。ただ同行メンバーは「当初の予定」とは違っていました。
その年の夏、受話器から聞こえたのは元気な若い声。公衆電話からかけてきたのか少し街の雑踏が聞こえる。「音大に通っている、”さやか”っていいます。とても楽しそうなメッセージだったので思わず入れちゃいます。」彼女とは3~4回お会いして食事やらのお付合いでした。最初の食事のあとの駅までの帰り道でちょっと”からかった”ら「私はそんな女じゃありませんから」って断られて2度目はないな、と思っていました。切れそうな縁をつないでくれたのがその頃若い女のコも持ち始めていた『ポケベル』。買ったばかりのポケベルの番号をその後の伝言で教えてくれました。ポケベルのヘビーユーザーだったわたし、早速数字の暗号メッセージを送り始めたのです。『アリガトウ マタアイタイデス』。 これがキッカケで気を取り直してくれました。 ポケベルの本来の使い方もしていました。電話番号を入れておくと、すぐにその番号にかかってきます。一方的にかける電話とちがって相手もスタンバイしているので即コミュニケーション開始、とにかく話が早いのです。次の約束も簡単にできました。お酒も少し飲めたかな。
言うのを忘れていました。音大で彼女はクラリネット専攻。ウィーン・フィルのマスタークラスの話題かなんかも会話に出ていました。「秋にウィーン・フィル来るんだよね、行きたいね。」って私が言ったのだろうか? 結果的に3枚のチケットを買ってしまっていました。嫁さん分も入れて3枚。たぶん音大の彼女とこの話をし始めた頃は、まだきれいな関係。「会社の先輩から頼まれて娘さんも一緒に連れて行く」ので3枚、そういうことにしました。
でも、その後何回目かの食事のあとクラリネットの彼女はちょっと飲みすぎ、介抱しているうちにモヤモヤが嵩じてきてしまい結果的にお泊りすることに。「ねぇ、泊まらない?」って言ったのは彼女の方でした。禁断の夜、この夜のことはなんとか隠しおおせたのですが、2回目、午後出社の時にバレてしまいました。元嫁さんが会社に電話をしてきたそうで、私は午後も休むことにしていました。携帯にかかってきたとき、私はホテルのバスルームで電話に出たのです。雑踏ならまだしも「エコーのかかった」室内に居ることはバレバレ。
-- つづく --
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