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怪談、犯す!(2013再)

2019年07月28日 17:50

怪談、犯す!(2013再)

単身赴任引越したのは、会社が用意した2Kの部屋だった。

いよいよ明日から支社へ出勤、その日は早目に床に着いた。

夢を見た。

見ながら、夢だと判っていた。

夢に出てきた女性は、とても美人だった。

薄いピンク長襦袢を赤い絹の紐を解いて、パサリと足元に落とした。

形の良いバスト、括れたウエスト、綺麗に整えられた陰毛…。

女は、俺の足元に膝を着いて、俺のパジャマトランクスを脱がせると、グニャリとしたペニスを口に含んだ。

俺のモノは女の舌技で、直ぐに硬くなった。

あっと言う間に射精感が高まってきた。

(ヤバイ、起きなきゃ夢精しちまう…)

だが、間に合わなかった。

俺は女の口の中に、勢い良く精を放った。

と、同時に目が覚めた。

「あ~あっ、この年で夢精かよ…」

汚れたトランクスを脱ぎ捨て、パジャマだけで、再び横になった。

どの位経ったのか、また女が夢に現れた。

やはり、美しく、魅力的だ。

裸の女は口の端から俺の物と思われる精液を少し流していた。

女が俺のパジャマを下げ、優しくモノを握った。

俺のモノは、ムクムクと硬さを取り戻す。

天井を向いたモノを掴んで、女は俺に跨がり、ゆっくり尻を落としていく。

(おおぉ…)

夢とは思えない、女の肉膣の温度を感じた。

ゆっくり女は腰を前後に動かす。

肉膣はグイグイ、俺のモノを締め付ける。

女は、目を閉じ、自分の胸を揉んでいる。

(ヤバイ、また出そうだ…)

胸を揉んでいた片手を、女は整えられた陰毛の中に動かした。

女は、口を開き、眉間にシワを寄せて喘ぎ始めた。

その妖艶な恥態を見た瞬間に俺は二度目の射精をした。

そして、目が覚めた。

俺は汚れたパジャマを脱いで、新しいトランクスを穿いた。

まいったな…、赴任する前に、暫く出来ないからって、三日も続けて女房としてきたのに…。」

俺は苦笑しながら、横になった。

どの位寝たのか、また女は出てきた。

もちろん裸、そして四つん這いで俺を見ている。

手を伸ばして、俺の股間を触ると、浅ましいことに、俺のモノは直ぐにフル勃起してしまった。

女は、ゆっくり反対側を向いて、俺に向かって尻を突き出した。

アナルと肉ビラが丸見えで、肉ビラの中から溢れ出した白い液は、腿を伝い流れている。

さっき出した俺の精液なのか?

女は四つん這いのまま、顔だけ、こちらに向ける。

その淫靡な表情に誘われるように俺は女の後ろから襲いかかった。

俺の精液で濡れた女のクレバスは、生き物のように俺を締め付けてくる。

あまりにリアルな感触に、俺は又も激しく射精し、目を覚ますのだった。

流石に三度目になると、気味が悪かった。

その後はウトウトするだけで、しっかり寝入る事が出来なかった。

夢を見ることもなかった。

次の日の夜…、

またも女は夢の中に現れた。

今度は黒いランジェリー姿だった。

俺は抗いようもなく、また、三回の放出をした。

どうやら三回交われば、女は消えてしまうようだ。

それから、毎晩のように女は俺を犯しにきた。

一ヶ月も過ぎた頃、俺は隣の部屋のオバサンに声をかけられた。

「あら、凄く痩せたんじゃありませんか?」

「ええ…」

単身赴任だと、食事が不規則だったり、偏ったりしますものね。」

「まあ、食事は大丈夫なんですが、夜、あんまり寝られなくて…」

まさか、毎晩三度も夢精をしてるとは言えなかった。

「…」

オバサンは、目を大きく開いて、俺を見てる。

「何か?」

「そ、あ、の…」

オバサンは困った顔をして、話し始めた。

「ひょっとしたら、何か出ます?」

「まあ、こんな話、バカバカしくて、信用されないかもしれませんが、女が出てきて、僕を寝かせないんです…。」

「やっ、やっぱりっ!」

「やっぱりって?」

「実はアナタの部屋で三年前に心中騒ぎがあったのよ。男は助かったのだけど、女の人は死んだのよ。」

「げっ!?」

「それから、何人かは、この部屋に入るのだけど、直ぐに出ていってしまうのよ。」

お祓いとか祈祷とかしてないんですか?」

大屋さんはいろいろやったみたいけど、やっぱり出るんだ…。ちょっと待ってね…」

オバサンは、一旦部屋に入って、写真を持って戻ってきた。

「出てくる女って、この娘?」

「あっ、この女ですっ!」

女は、オバサンも含めた何人かで写っていた。

「以前にアパートの住人でバーベキューした時の写真なんだけど…、いつもニコニコして、気立ての良い娘さんだったのよ…、相手の男は良家の坊っちゃんで、結婚反対されたのよ。」

「そうだったんですか…」

「相手の男は、今じゃ結婚して幸せにしてるって言うのに、死んだほうは浮かばれないわよね…」

「えっ、相手の男のこと、分かってるんですか?」

「ええ、隣町に大きな家建てて、綺麗な奥さんと子供と住んでるわよ。」

その事を知ってから、俺は会社帰りや、休みを利用して、生き残った男の家の周りをウロツキ、男を写真に撮った。

もちろん、その間も、毎晩、女との三回の交合は続いていた。

でも、それも今夜が最後になるはずだ。

俺は枕元に、男の写真や、家の写真、住所や、地図まで広げて眠りについた。

やがて、女は出てきた。

体に纏った薄絹を足元に落とすと、魔性の体が見える。

四つん這いになり、俺のモノを咥える。

俺も腕を伸ばして、形の良い胸を揉む。

女は、妖艶な表情を俺に見せる。

女は、俺を跨いで十分に硬さを持ったモノに尻を落としていき、ゆっくり腰をくねらせる。

この腰使いに、俺はヤられてしまう。

オマケに下から見上げる女は、とても妖艶である。

あっと言う間に射精感が高まってくるが、今日だけは、頑張らなければ。

俺は女を下から突き上げながら、腕を伸ばす。

女は体を倒して、俺にキスをしようとして、動きを止めた。

女の瞳は、俺を見ていなかった。

枕元の写真を見ている。

女の視線が定まらない…、そして俺に視線を戻した。

(違うんだよ…、俺じゃないんだよ…、君が求めている男じゃないんだよ…)

自分が声を出しているのか、頭の中で喋っているのかは、わからない。

女は視線を外し、写真を見ている。

(君の求めている男は、その住所の、その家に、今では奥さんと子供と暮らしている。)

女は悲しそうに俺を見た。

(これを君に見せたのは、君に彼の方に行って貰いたいからじゃないんだ。君に彼を諦めて欲しいからなんだ。)

女はじっと俺を見詰めている。

(俺は、毎晩、君を心待ちにしていたかもしれない、でも、俺は彼ではないし、君も勘違いをして、俺と交わっていた。でも、俺達の世界は違うんだ。このまま関係を続けても、あるいは、彼の所に行っても、あの時の失敗の苦しみを繰り返すことになる。)

女は、大きく深呼吸している。

(君は、君の世界に行かなければならないんだ。そこには、きっと君を待っている誰かがいる、絶対にいる。彼は今は幸せだ、でも、決して君を忘れていないよ。もちろん、俺だって君を忘れない…)

俺のモノは女の中で急速に小さくなっていった。

女は、一筋、涙を流した。

そして、ゆっくり体を倒して、俺の唇に唇を重ねた。

俺は目を閉じ、彼女を抱き締めた。

俺の頬に彼女の涙が流れ落ちたのを感じ、目を開けると、彼女の姿は消えていた。

目が覚め、床から這い出た。

夢精、していなかった。

頬を触ると、水滴が一粒…。

(成仏しろよ…)

俺は、横になって目を閉じた。


終り

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