- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 君はきっと、 僕のことが好きなんだろう。 そんな君を前にすると、僕も君のことが好きな...
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【お題日記】苦手な体位はありますか?
2017年04月14日 15:25
小学3年生のとき親と大喧嘩をし、「こんな家出て行く!」と夜7時ぐらいに家を飛び出した。
その日雨は降っていなかったが、梅雨時で前日は大雨だったから湿気でじとじとしているわ、
道は盛大にぬかるんでいるわで最悪だった。
飛び出してきた手前家に帰りづらくて、とりあえず私は友人の家に向かった。
その友人の家に行くにはちょっと細い山道(のような道)を通ったほうが近い。
整備されてる道を通るとすごく遠回りだし、山道とは言っても一応灯りはついている
何度も通っている道だし通学とかで使う人もたくさんいる。
迷わず私はそっちを選んだ。で、歩いてる途中で足をひねって案の定転んだ。
転んだだけならまだしも結構急な斜面を転げ落ちた。
あちこち打ったが特に顔を強打し、鼻血がだらだら流れた。
ハンカチなんて持ってなかったんでシャツで拭いたが止まらない。
痛いやら泥だらけで悲しいやらで、泣きながらなんとか道を引き返した
当時はまだ携帯を持っている人は少なくて、もちろん私は持っていない
足の痛みが増してきたので、親に謝って迎えに来てもらおうと思い公衆電話のある場所へと歩いた。
公衆電話の場所には自動販売機が数台あってすごく明るい。
逆を言えばその場所に行くまでの道はすごく暗い。一応灯りはあるがすごく頼りない感じ
公衆電話まで直線であと50メートルというところで「ん?」と思い立ち止まる。人影がある。
自動販売機の前に高校生くらいの男の人が数人いた。
自転車を止めてジュースを飲みながら談笑しているようだった。自分に気づいたのか男達が話を止めこっちを見ている。
すごく心細かったのもあり、やっと人に会えた感動からべそをかきながら私は男達に向かって走り出した。
足が痛いんでちょっと歪な走り方でスピードも出なかったが、それでも全力でダッシュした。
私「ええーん、ひっく、はあっはあっ、あああーん・・・(ダダダダダダ)」
男達「・・・うわああああああーーーーーっ!!!!!」
私「!!!???」
男達「ああああ!!!!」
男達、自転車に慌てて飛び乗る。
私「っあ・・ちがっ、ちがっ・・・・ひぐっ」
男達「ぎゃあああ」「うおわああああーー」
私「あ、あ、ああ・・・」
否定の声が届かないまま、男達は自転車に乗って去っていった。
その後は親に電話をして迎えに来てもらい、お風呂に入って手当てをしてもらった後がっつり怒られました。
濡れた服でいたためか翌日熱をだし、一週間ほど学校を休んだ。
で、学校に登校したらあの公衆電話の場所に子どもの霊が出るという話が広まってました。
自分がその霊なんて恥ずかしすぎて口が裂けても言えませんでした
あのときの勘違いした人達、恐がらせてごめんなさい
そりゃあ暗闇の中、髪の毛を振り乱した子どもが泣きながら自分の方へ走ってきたら怖いよね・・・
しかも鼻血を乱暴に拭ったせいで口周りがとんでもないことになっていたし。
逆の立場だったらちびってたと思う
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