- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 君はきっと、 僕のことが好きなんだろう。 そんな君を前にすると、僕も君のことが好きな...
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つい昨日体験した話なのですが
2022年09月25日 23:13
つい昨日体験した話なのですが
いつもは車で移動してるんですが、昨夜は飲み会があった為に久し振りに電車を使いました。
いつもは同じ方向に家がある友人の車などに乗せてもらうんですが
その日はどうしても都合のつく人がおらず約1年ぶりくらいで電車を使いました。
そして飲み会も終わって、帰りの電車に乗るべく駅へ。
電車がくるまで10分くらい時間があったのでホームのベンチに座って携帯をいじってました。
3月とは言え、コッチはまだ雪も溶けかけの時期。
当然夜は息が白く、コートなどを着ないととても寒いです。
しばらく携帯をいじっている間に、1つ間を置いた隣りの席に女性が座り
別にソレが気になった訳ではないのですが、私はふっと顔を上げました
私の座るベンチはホームの後ろ側にあるので、
顔を上げれば立って電車を待つサラリーマンや他数人の後姿が見えます。
何気なくその後姿を見やってから、私は少しの違和感を覚えました。
ホームのギリギリ、白線も越えて線路との段差ギリギリの所に立って
ユラユラと体を前後させてる若そうな男の人の後姿が目に付いたのです。
別にそれくらいなら余り気にはならなかったのでしょうが
その人はこの寒い中で白い半そでのTシャツとジーンズという夏の格好をしていました。
髪の毛は短くて茶色、黒いショルダーバックを掛けて、ゆっくりユラユラと体を大きく前後に揺らしています。
今にも線路に落ちそうなほどギリギリの場所に立っているのに、他の人は大して気にもしていない様子でした。
ですがその人は見るからに怪しく、
もしかして飛び込み自殺だったりして・・・と思いながら私はその人の後姿を見ていました。
その時、右肩をふいに誰かに叩かれ
ちょっと驚いて振り向くと、隣りに座っていた女性がこっちを見て眉を顰めていました。
「あの、・・・あの人、見えてますよね?」
そう聞かれて一瞬何の事か分からず、は?と思いながらその女性が視線を向けた方向に私も目をやりました。
その場所はさっきまで怪しい男の人が立っていたはずの場所でした、でも、私には何も見えなかったのです。
さっきまでいたはずの男の人の姿は無く、ホームのどこを見てもそれらしき人は見当たりませんでした。
目を離したのは一瞬で、この短時間でいなくなるはずがないのです。
もしかして線路に落ちたのか?とも思いましたが、他の人はさっきと何も変わらない様子で立っています。
ただ驚いて隣りの女性をもう一度振り返ると、その女性は「見えてますよね?」と
どうもその女性にはまだ怪しい男の人が見えているようなのです。
そうと分かった瞬間、どうしようもなく怖くなってその場から一刻も早く逃げ出そうと思いました。
その女性に「向こうの自販機でジュースでも買いませんか?」と誘いをかけて
後はただ2人でじっと電車が来るのを自販機の前で待っていました。
電車に乗り込んでその男の人がいた場所を通り過ぎる瞬間、やはり私には何も見えなかったのですが女性にはしっかり顔がみえたそうです。
「・・・笑ってました、俯いてて口しか見えなかったんですけど、笑ってました」
と言う言葉が今でも頭から離れません。
「見えてますか?」系の話は知っていましたが、まさか自分が体験しようとは夢にも思ってませんでした。
家についてから家族にあの駅で自殺か事故はあったか?と聞きましたが、誰も事実を知りませんでした。
分かりにくい文章で申し訳ありません。
ただ怖くて誰かに話を聞いて欲しくて、ココに書き込みました。
もう電車に乗りたくないです。
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