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sosishu

2011年08月10日 11:50

凄い力だった。
両腕で身体を持ち上げようとしたが、ピクリとも動かない。
顔を素肌の太腿に押し付けられる。


有紀、はなして有紀、苦しいわ」


わずかに空いた隙間で呼吸をしながら早紀は言った。
しかし後頭部をつかむ有紀の手はいっこうに動くことをしてくれない。
スカートをめくられ、白いショーツ丸見えになっている。
有紀の指がヒップの山から谷に向かって移動しはじめた。


有紀、止めて!そこはだめ・・・」


早紀は濡れてしまっているに違いない部分を触れられたくなかった。
自分が濡れてしまっているのを知られたくなかった。


「だめよ、だめ・・・」


ショーツの上をなぞる指が後ろのホールにたどり着く。


「そこからはだめ・・・」


(あ~もう、知られちゃう・・・)


そう思った時、有紀の指は止まり、同時に押えられていた頭も自由になった。
早紀は有紀の表情を見ようと顔を持ち上げようとした。
その時、早紀の細い腰が強い力でつかまれて身体の向きを変えさせられる。
開いた有紀の両脚の間に早紀の顔が運ばれていた。
ベッドに腰を下ろす有紀の前に膝まずく感じだ。
しかも太腿の間に頭をはさまれている。


(! 夢で見たのと同じ・・・)


早紀の目の前にあるショーツは夢の中の有紀が穿いていたものと同じ花柄だった。
しかも有紀の流す体液でショーツはグッショリとしている。
透けて有紀自身が見えてしまうくらいだった。


(やっぱりあれは夢じゃなかった・・・?)


意識が混乱している早紀の耳に聞きなれた声が聞こえてきた。
それはまぎれもなく有紀の声だった。


「早紀、濡れてるでしょ?」


「・・・」


有紀が聞いているのはどっちだろう・・・
早紀が濡れてしまっていることを聞いているのか、自分が濡れていることを聞いているのか早紀には定かにはわからなかった。


「私、濡れてる?」


有紀にも早紀の疑問がわかったのだろうか、そう聞きなおしてくれた。


「え、ええ・・・」


素直に答えている自分に驚かされる。


「たくさん?」


「うん、すごく・・・それにいい匂い」


有紀花園からは酷く淫靡な匂いがしていた。

有紀の中から溢れる体液、それの持つ匂いが早紀の意識に変化をもたらせ、同時に早紀の身体にも影響を与えていた。
下腹部がどんどん熱を帯び、じゅくじゅくと出口に向かって生暖かな体液が零れ落ちていく。
もう頭を押えられていることはないのだが、不思議に早紀はそこから離れることができなくなっていた。


(ここ気持ちいい・・・)


有紀の太腿から伝わってくる体温と匂いが酷く心地よく、この場を離れたくないとさえ感じていた。


有紀・・・」


太腿に顔を埋めてそう呟いた。


「なに?」


有紀、いい匂い」


「そう?はずかしいわ・・・」


「ううん、恥ずかしくなんてない。わたし、わたし・・・」


「触ってくれる?」


「・・・うん」


早紀は有紀ショーツに手をかけて、それを脱がせようとした。
有紀も腰を持ち上げて早紀の行動を助けてやる。


「さあ見て」


有紀は大胆にも自分で花園を開き、早紀に見せつける。


「どう?」


有紀・・・」


正直グロテスクだと早紀は思う。
自分にも同じものがついてると思うといたたまれない気持ちになる。
しかし不思議にそこから目が離せない。


「気持ちわるい?」


頭上から有紀の声が聞こえてきた。
そのとたん、目の前の花園が蠢き始めたのだ。
外から中心にむかって何かを飲み込むような動きだった。


「・・・」


早紀は言葉を飲み込んでその様子を伺っている。


「どう?わたしの変かしら・・・」


「変てことはないけど・・・なんだがすごい」


蠢くたびにあふれ出す有紀の体液がお尻をつたってシーツに染みを作っていった。
その液体からは不思議にいい匂いがしてくるのだ。
その匂いを味わいたくて早紀の顔はどんどんとそこへ近づいていく。


「ねえ触って・・・」


「ど、どこを・・・」


気持ちいいところ」


気持ちいいって・・・」


「知ってるでしょ?さっき自分で触ってたじゃない」


(えっ、自分で触ってた・・・?)


あの夢を見ながら自分で触ってしまっていたのかしら・・・
早紀はめまいを覚えていた。

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