- 名前
- taichi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 正直若いころに比べて女性にに対してもSEX対しても臆病になっているところがあります。...
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官能小説
2011年06月21日 09:13
麻布から六本木、1キロ程度の道のりをふたりは歩いた。
萌を腕に組みながら幸介はメイン通りを折れる。
少しきつめの坂を上るとそこにプ○ンスホテルがあった。
高層ビルの間に建つホテルは人の目から隠れた場所になっていた。
幸介がチェックインを済ませている間、萌は何もしなかった。
この後、何が起こるのか想像できないわけではなかったが行動を起こそうという気にはなれなかった。
萌自身不思議に思っている。
幸介の選んだ部屋はジュニアスイートでバスルームのほかにシャワーブースがついていた。
ガラス張りのシャワーブース・・・
それを見たとたん急に恥ずかしさを思い出す萌であった。
それまでは、ただ何も考えずについて来てしまった。
何も心配することはないんだ。
幸介にはそう思わせる空気があった。
「ドクター、わたし・・・」
「わかっています。」
「わかっているって?」
「外の世界を覗いて見たかったんでしょ?」
「・・・」
萌自身、そんなことを考えて見たことも無かった。
「大丈夫、外の世界を見てみましょう」
幸介は笑顔で近づいた。
萌は幸介の目を見つめて立ち竦んでいる。
あっと言う間にふたりの距離が縮まっていく。
(あなた・・・)
萌は海外へ旅立った夫のことを思い出していた。
幸介は両手を萌の肩に置く。
小さな肩は手のひらにすっぽりと収まってしまった。
(どうしよう・・・もう逃げられない)
そう思うのだが瞳は幸介を見つめたままだった。
幸介の瞳がゆっくり近づいてくる。
(何・・・何が起こるの?)
もう鼻先が当たりそうな距離になっている。
萌は瞳を開いたまま唇を奪われていた。
(キス・・・これってキス)
キスを意識した途端に萌の瞼は閉じていた。
(あなたごめんなさい・・・)
脳裏には慎二の顔が思い浮かんでいた。
夫以外に初めて唇を許すのだ。
しかし、身体に力が入らない。
幸介の息が唇を通して萌の身体を熱くしていく。
(素敵・・・)
萌の頭から夫が消え、今触れ合っている唇に意識が集中していく。
(溶けそう・・・)
唇から伝わる熱が萌の身体を溶かしていく。
少し背伸びした両脚がガクガクと震えていた。
幸介の支えがなければ萌の身体はくず折れてしまうことだろう。
下げた両腕がゆっくりと動き出し、幸介の背中に回されていく。
(広い背中・・・)
キスはまだ続いている。
キスに夢中になっていると、突然、萌の身体は重力を失った。
気がつくと逞しい両腕の上に萌の身体が浮かんでいた。
無意識に幸介の首に両腕をまわし身体の安定を図る。
そのままベッドに運ばれて、フワリとキングサイズの白い雲の上に身体を下ろされた。
その状況にただ呆然としている間にワンピースの前ボタンが3つ外されている。
「だめ!シャワーを・・・」
萌の夫はまずシャワーを使わせてくれる。
汗を流さずに異性と身体を触れ合わすことを萌はしたことがない。
強い羞恥心が襲って来た。
あわてて両腕で胸の前を隠す萌だった。
容の良いバストが押し付けられて変形した。
その姿が男の気持ちを高ぶらせることを萌は知らない。
もっとも幸介はそういったことで感情を露わにすることはないのだが。
見下ろす幸介は萌の未熟さを微笑ましく感じていた。
フレアーのスカートが乱れて、白い脚がすっかり覗いている。
萌はそれに気がついていないのだろう。
白いショーツがちらちらと眩しい。
幸介の視線が下半身に注がれていることに、ようやく気がついた萌は両手でスカートを直した。
その隙を見逃さずに幸介は萌の胸に手を伸ばす。
(!)あっと言う間に手のひらの中に小ぶりのバストが包まれていた。
「い、いや・・・」
幸介は唇で萌の言葉を遮った。
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